7/10


今回、天界がなにかを隠していて、おかしくないと魔界が判断した統治者である、
ゼルエルやドーラすらも「それ」を見たら前任者の天使長と同様の方策をとらざるを得ない。
それを会談から魔王達が察したわけですが、レモネードとミルココの会談で一歩さらに進みました。
一見してそれが神であるのならどうしようもないと悟らせる、なにか物理的な「神」が存在するということ。
ミルココがいみじくもコズミック・ホラーと言ったように────
コズミック・ホラーとは人間がちっぽけな存在だと絶望するレベルで、
強大・凶悪な宇宙規模の悪意を持った神のような存在があり、人間が発狂したり心折れたり死んだりする────
ストーリーの一つの形であるわけです。
クトゥルフであるとか(クトゥルフは神話に冠される存在ですがクトゥルフ神話内ではそれほど強くありません)、
アザトース、ハスターのような強大で凶悪な存在があの神殿の奥にいたのではないでしょうか。
それを形にするのはかなり難しい気がしますが、どう表現されるのか気になります。


本編が進んだかなと思いつつ、厚志さんが厚子さんになったり、東軍バイオハザードが起こったりと、
前者はともかく後者は本筋に絡むのかなという話しなのかもしれません。
こう、なにか引き延ばしが来てるなという感じがあります。
編集さんが「好きに描いていいよ」って言ってくれてるから、サブエピソード的な部分をいれてるのかな、
とそう思う事もあるのですが、本筋というか仮称「神」の正体が明らかにならないまま、
強大さばかり強調されているので、ちょっと胃もたれしてきます。
現在、幾つか寝転がっている伏線がありますが、どれか解消して貰えると嬉しいですかね。