今月のハガレン

ネタバレを恐れない人はこの門をくぐって下さい。ただ、希望は置いていくように(笑)。


んー。ホーエンハイム=お父様の分身だと思っていたのですが、当たらずとも遠からずでしょうかね。いや、確かな事はわかりませんが。推測の材料が増えてきたってだけなのですけどね。老いてきたお父様が、自分の魂を移す先として作ったクローン体のようなものがホーエンハイムで、だけどなんらかの理由でそちらへ移るのは中止になって、さらに延命のため?かクセルクセスの人たちを賢者の石と化して飲み干してしまったお父様。ま、これも多分。今のところ、言及されてはいませんが。で、アメストリスはクセルクセスと同じことをやる予定なのでしょうけど、恐らくは違う結果を求めているはずです。ちょっと比喩的な表現を使うと、きっと、神になることが目的なのでしょう。権力とか地位って意味ではなくて、存在として。

ま、それはともかくお父様の力は実際大したものでした。予備動作の無い等価交換すら存在しない、錬成。まさしく、神の業と言っても過言ではないでしょう。……実際は、クセルクセスの人たちの罪無き魂が費やされているのですが、いずれその罪業は誰かが償わせることでしょう。

リンは大総統と同じ処理がなされ、グリード化してしまいました。かつて捕らえられたグリード様が飲み込まれたというのは、比喩的な表現ではなくて実際、お父様に戻ったということだったようですね。記憶とか経験とかはあのグリード様のままなのでしょうか?だったら、即反抗して、立ち去ってしまう可能性大ですが(笑)。あと、リンの思惑ですが、賢者の石を手に入れることではないのでしょうか。いや、それは分かると言われればそうなのですが、実際、グリード精神体に飲み込まれる形になってしまいましたが、リン復活の鍵はグラトニーの内部から脱出したエドの「存在する人間を錬成する」という技法ではないでしょうか。私としては残念ながら、グリード様の復活はまことに短い栄華であると思っているのです(笑)。

しかし、お父様は呵責無く殴っていい相手のようで安心しました(笑)。私は堂々としていて、まさしく武人タイプの格好良い悪役も好きですけど、問答無用で悪であるという悪役は大好きです。だって、だからこそ主人公が映えるんじゃないですか。だから、武人でもなくて、問答無用の悪ではなくて、いい訳して主人公側を悪にしてしまうような展開とか大嫌いなんですよね。まあ、その辺りはいろいろ詳細を語りたいのですが、長くなるので割愛します(笑)。

「作り話だからこそ、本来救いの無い話にも救いを作ってあげられるんだよ」まさしくその通り。あのイメージイラストから、某先生の言葉なのでしょうか(笑)。とにかく、荒川先生も、数少ない漫画家でいらっしゃるから、この先の展開も期待しています。

最後に。実はプライドって、既に登場している人なのではないでしょうか。ラースと会話している時に、影だけ登場しましたけれど、あそこまで姿を隠す必要を感じないので。