BeCool

ジョン・トラボルタの新作と聞いては放っておけません。最近、微妙な映画が多かったので、どうしようかと思っていたのですが、TV番組のDVD紹介で見たシーンで、あまりにも余裕たっぷりのトラボルタが、格好良く、思わず購入してしまいました。ストーリー的には複雑でもなんでもなく、映画プロデューサーとして成功したチリ・パーマー(トラボルタ)が、偶然に次ぐ偶然から音楽プロデュース業界に乗り込むことになり、酒場で歌っている女の子を悪徳プロモーターから救い出して、スターダムへの仕上げるというありがちなものです。
でも、ストーリーなんて二の次です。次から次へと現れる豪華俳優人。ちょい役なのに、有名所を使っているあたり、アホほど豪華です(笑)。そんな俳優を使って、存在感がありまくりの濃いキャラクターが跋扈します。そして、アメリカンテイストたっぷりの台詞の数々。しかし、それらすら、トラボルタのすかしっぷりの引き立て役にすぎません。

ギャング親分「一分やる。話を聞こう」
トラボルタ「金曜日まで時間をくれれば、利子までつけて払おう」」
ギャング子分「うひゃー」」
銃を撃ちたくてうずうずしていたらしく、思わず誤射」
周りのギャングがびびっている中、トラボルタが平然と…」
トラボルタ「まだ、一分経ってないだろ?」」
と穏やかに語りかけます(笑)。

しびれる(笑)。かなり人を選ぶ映画ですが、トラボルタ好きの方ならご覧になって損はないと思います。あと、私の中のアメリカ文化に対する新たな認識を植え付けてくれました。感謝感謝(笑)。