王様の仕立て屋―サルト・フィニート (10) (ジャンプ・コミックスデラックス)
- 作者: 大河原遁
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/05/02
- メディア: コミック
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ジラソーレ社内の勢力争い激化。サンドラの気持ちもわかるのですけど、やっぱりソフィアやツインテールがいるので私の心は社長派(笑)。ただ、こと経営の分野において、私情が優先することはあってはならないので、ユーリア社長もどこかで実父ペッツオーリ先生との和解にこぎつけないといけないと、わかっちゃいるけど、仲直りができない。その感情的な面も含めて、サンドラが荒療治を決行したわけなのでしょう。
むしろ、かなり面白い展開なのですが、私としてはジラソーレ社の内紛には早く決着がついてほしいと思ってるんですよね。コメディタッチにかいてありますけど、ペッツオーリ先生とユーリアの親子としての確執が根底にあるだけに、問題の根が深いというか、突っ込みどころを間違えるとかなりつらい話になってしまいそうですから。まあ、王様の仕立て屋でそんなことはないとは思うんですけどね。というか、そろそろ2巻にあった威厳の垣根みたいな、ほろりとする話が読みたいんですよ(笑)。