[ガンスリンガーガール 7巻]

GUNSLINGER GIRL 7

GUNSLINGER GIRL 7

表紙にいる褐色の肌をした女の子。誰だろうなぁ…と思っていたら、トリエラでした。…トリエラですよ(笑)!サンドロ、いい仕事です。あんた、実にいい仕事をする(笑)。予兆はあったんですよね。クラエスの話に出てきたトリエラが、ちょっと面長な顔立ちになっていると思っていたんですよ。もしかすると、大人びた外見のペトルーシュカに合わせて、お姉さん義体たちを大人っぽい格好をさせるどっきり(笑)を仕込み始めているんですかね。
ペトルーシュカの身に起こった悲劇は、彼女が義体として物語に登場するために必要な通過儀礼だったので、致し方ないと思うのですが、やや暗いエピソードが続きましたからね。だから、今回の検事を守り、そしてジョゼやジャンの過去にも迫るエピソードは非常にすばらしかった。まあ、社会福祉公社の仕事自体が、陰惨なことの方が多いわけで、そんな中で今回は久々に後味が良くて本当に良かったと思いました。ですが、視点がペトルーシュカに移ったことで、かつて考えていたヘンリエッタの寿命が来て、ジョゼが静かにそれを見送るというエンディングが、私の中で真実味を帯びてきてしまったなーと(笑)。なぜなら、ヘンリエッタを優しく見守るジョゼを、誰かが見てないとそのシーンって成立しないじゃないですか(笑)。その役割が、ペトルーシュカなんじゃないかなーと。いや、根拠はありません。まあ、妄言の類です、ええ、ホント(笑)。