- 作者: 相田裕
- 出版社/メーカー: 角川HD(アスキー・メディアワークス)
- 発売日: 2006/07/27
- メディア: コミック
- 購入: 2人 クリック: 30回
- この商品を含むブログ (215件) を見る
ペトルーシュカの身に起こった悲劇は、彼女が義体として物語に登場するために必要な通過儀礼だったので、致し方ないと思うのですが、やや暗いエピソードが続きましたからね。だから、今回の検事を守り、そしてジョゼやジャンの過去にも迫るエピソードは非常にすばらしかった。まあ、社会福祉公社の仕事自体が、陰惨なことの方が多いわけで、そんな中で今回は久々に後味が良くて本当に良かったと思いました。ですが、視点がペトルーシュカに移ったことで、かつて考えていたヘンリエッタの寿命が来て、ジョゼが静かにそれを見送るというエンディングが、私の中で真実味を帯びてきてしまったなーと(笑)。なぜなら、ヘンリエッタを優しく見守るジョゼを、誰かが見てないとそのシーンって成立しないじゃないですか(笑)。その役割が、ペトルーシュカなんじゃないかなーと。いや、根拠はありません。まあ、妄言の類です、ええ、ホント(笑)。