Y十M(ワイじゅうエム)~柳生忍法帖~(4) (ヤンマガKCスペシャル)
- 作者: せがわまさき,山田風太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/08/04
- メディア: コミック
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そして、最初から「この貫禄はきっと…ラスボス(笑)?」と思っていた、漆戸虹七郎。今回、般若面一党に紛れ込もうとした十兵衛が、失敗して戻ってくるのですが、彼についてこう評しています。「…尋常に立ち合ったとして、おれが勝つかむこうが勝つか…正直おれにもわからん」とまで言わせております。前後するのですが、先ほどの一目坊の発言のあたりで、その玄達(柳生十兵衛)の腕前を見て、漆戸虹七郎は「(玄達に扮した十兵衛を)…斬れるか? 虹七郎」との問いに対して、「さて…尋常に立ち合っておれが勝つか向こうが勝つか…おれにもわからん…」と、ほとんど十兵衛と同じような台詞を吐いています。このことから、十兵衛も虹七郎も相手を只者ではないと感じ、なおかつ互いに勝敗がわからないほどの拮抗した強さであると察しているとことです。堀の女衆の手前、漆戸虹七郎と戦うことはできないのかもしれませんが、是非とも勝負して欲しいものですね。
しかし…十兵衛ほどの男なら仕方ないかもしれませんが、明成(笑)。あんた、簡単に気絶させられすぎです。