武林クロスロード (ガガガ文庫)

武林クロスロード (ガガガ文庫)

ブログで色々拝見していたので、事前の知識はあったのですが、もう、広告に偽りなしでした(笑)。相打つ肉弾、圧倒的な筋肉量から繰り出される、絶対的な暴力。確かにエロス&バイオレンスの坩堝でした。いやぁー、ここまで爽快にやってもらえれば、満足したというか。ライトノベルの主人公は超常的な力で、建築物を破壊したり、超人的な力を発揮したりするのですが、大軍と戦う類の話はあまりまりません。そういった超人的な能力は、軍勢に通じるものなのか?その答えは、この中にあります。レイ・シュンライは、まざまざとその武侠としての力を見せ付けてくれました。数千人の軍勢が、数ページで瓦解する物語は、そうそうありません(笑)。まさしく、使い古された言葉ですが、一騎当千というモノをまざまざと見せ付けられた気がします。

深見先生もあとがきで書かれていた、山田風太郎先生や秋津透先生っぽい感じで挟まれるエロシーンもなんか、中学生に戻ったかのようにわくわくさせてもらいました。ルナ・ヴァルガー読んだのその頃だったもんで(笑)。ぶっちゃけて言うと、男の尻が見えないというのが最高です。磨鏡って、すばらしいなぁ(笑)。

リョウカの出生など、伏線も張り巡らさられているので、続編を楽しみにしています。出るといいなぁ。アンケートはがきはしっかり送っておきましたから(笑)。