ガンパレード・マーチ 山口防衛戦〈4〉 (電撃文庫)

ガンパレード・マーチ 山口防衛戦〈4〉 (電撃文庫)

とてもとてもとてもハッピーエンドだ。実に安心しました。
いや、まだ九州奪還とか色々残っているわけですが、本当、安心しました。
血を吐きながら、どこかの誰かのために、死んでいった仲間のために、
一心不乱に、戦場の悪鬼となり果てながらも、人々の希望となって戦う、
士(サムライ)、5121の誇る人型戦車。

そして、泥にまみれ砲弾の雨を掻い潜りつつ、
必死に生きようとする紅稜女子α戦車小隊や、合田小隊の人々。

最後のガンパレードマーチが流れるシーンは、圧巻でした。
原さんは「私、この歌嫌い」と言います。
けれど、この軍歌には人間を奮い立たせる希望が込められています。
事実、作中の人たちは、過去を思い、未来を信じ、勇気を得ます。

エピローグも私の好きな、後日談という形で固められていました。
この雰囲気が好きだなーと(笑)。

あとがきを読む限り、榊先生は現在、
ガンパレードマーチにもっとも適した身体を形成されているようです(笑)。
これは、書き時ではないでしょうか(笑)?
この続きがあるなら、読みたいですね、是非とも。

そうそう。地図を添付していただいてありがとうございました。
アンケートはがきにかいたカイがありました(笑)。