- 作者: 板垣恵介,山内雪奈生
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2007/10/19
- メディア: コミック
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オカマが部下の粛清に使用した、幻影を兄貴に見せた。
しかも、兄貴最愛のお母さんだ。
兄貴は真正面から叩き伏せるスタイルの為、こういう搦め手に弱い。
だが、彼の侠気は、半端ではない。
最愛の母親の幻影すら貫き、オカマを追い詰める。
この下り、花山兄貴がどれだけ亡くなったお母さんを思っているか、
グラップラー刃牙を読み込んでいればいるほど、
その心の痛みが伝わってきます。
だが、オカマはさらに上手で、通行人を殺しては心優しい兄貴を追い詰める。
ド汚ねぇ…しかし、優しい兄貴には効果的な戦術だといわざるを得ない!
デスマスクも「卑怯・姑息は敗者のたわごと!」とのたまっている。ごもっともである。
その姑息な手段を乗り越えた兄貴を…オカマの仕掛けた最大の罠が襲う。
多方向からのライフル弾による狙撃ッ!!
だが、倒れない。兄貴は倒れない。水溜りのように流血しながらも、彼は倒れない!!
やべぇ…なんか、泣けてきた。これぞ、花山薫ッ! 日本一の喧嘩師ッ!!
スナイパーである、外国人のダンディは思わずこう、慨嘆した。
「敵に感動を覚えたのは初めてだ……ッ 是に敬意を……ッッ……」
頭蓋を打ち抜かれる兄貴。だが、その瀕死の彼を救ったのは、レックス(笑)。
この後、刃牙シリーズの名だたる人たちが勢ぞろいして、
兄貴の命の灯火が消えぬよう、尽力するわけです。
一命を拾った兄貴は、瀕死の重傷を負った身体を抱え、
雨の街へ飛び出していったのですが、気になる、非常に気になる(笑)!!
この後、立ち読みできてないんですよねー。
どうするんだろう、いや、どうなっていくんだろうか。
正直、オカマはそれほど怖くはありませんでした。
彼自身よりも、その保有する政治力や準備の周到さが、非常に恐ろしい。
これを排除しない限り、兄貴は同じことになってしまうのでは…?
だから、ここは烈海王投入(笑)。
彼ならば、狙撃ポイントをあらかじめ予測して、狙撃手たちを葬ることも容易いはず。
なに、中国4000年。その程度のこと、やってくれると信じていますッッ!!!
だが、問題としては、複数ある狙撃ポイントを、単独でどうやって制圧するかですが、
それにはすでに答えが出ています。
今週業の刃牙をご覧下さい。名だたる格闘家が揃っています。
そう、烈海王率いる、グラップラー軍団が狙撃手たちを抑えればいいのです(笑)!!
愚地克己が、寂海王が、鎬紅葉が、鎬昂昇が、ついでに加藤や生死不明の末堂とか(笑)。
敵が政治力を使うのなら、あくまで対極のグラップラー魂を見せてやって欲しいッ!
と私などは思います。後、本編とのクロスオーバーをたっぷり見たいってのもありますけどね。
しかし、写植の件はてっきりそういう演出かと思っていました。
先生としては、自分の責任外の部分でのミスなので、
噴飯やる方ないのでしょうね。
でも、ご安心下さい。写植程度で、花山兄貴の巨拳は聊かも曇りゃいたしませんから。