狼と香辛料 (電撃文庫)

狼と香辛料 (電撃文庫)

ホロ、可愛いよホロ(*´д`*)ハァハァ。
私は基本的に戦闘物を読むことが多いので、
こういう穏やかな話もなかなか楽しくていいですね。
穏やかとはいいましたけど、商人同士の駆け引きや、
物の売り買いは知恵の競い合い、化かし合いが繰り広げられているので、
飽きさせず読ませてくれます。
まぁ、ラスト近辺は、ちょっとエキサイトしているんで、
普通の戦闘物っぽい感じになってますけどね。


私はちょっと風変わりな女の子が好きなんで、機転が利いて一人称がわっちで、
雅な言葉遣いでなおかつ、たまに寂しそうな顔をするホロがとても可愛いですね(笑)。
すごく初歩的な商法が(為替など)発達してきた時代のようなので、
経済の勉強といえば大げさですが、
そういう側面について考えるいい入門編になりそうな雰囲気ですかね。
というか、高校の頃に勉強した政経で、
ホロがいたらわかりやすかっただろうになぁ(笑)。
経済書とかそういうのは、難しい事を難しいまま、難しいように説明するんで、
あれはペケです。人に関心を持たせたり、頭のいい人が書くのは、
難しい事を簡単に噛み砕いて説明できることなわけで。
ま、私にもできませんけどね(笑)。
ただ、それでメシを食ってるお偉い先生方は、
ご一考していただきたく。


ところで、私がミローネ商会の仕入れ担当だったら、
「ホロが裸で寝ていた」っていう点を評価して、
銀貨300枚くらいで買い取って、
その毛皮を家宝にしたいところですな(笑)。