ヴェントやテッラは特異な技で圧倒し、
そのからくりを破ればなんとかなるタイプでしたが、
アックアはまさしく生まれ持った強力な素質のため、
からくりを破るという方法というより、
その本人の起源を潰さないといけないという厄介な相手でした。
まあ、傍からみれば、特殊な方法を用いて、
相手の能力を封じるわけなので、結果は同じかもしれませんが(笑)。
ただ、ヴェントやテッラは、
他の能力者や状況でもなんとかなる可能性がありましたけど、
アックアの場合は、神裂火織、天草式の要素が欠けてしまえば、
どうすることもできない相手でした。


ただ、彼は生粋の悪党だったテッラとは違い、
ヴェントを救い、テッラを断罪し、
前々から温情のある所を見せてくれていました。
そして、今回章と章の合間に挟まれる、
ウィリアム・オルウェル=アックアの逸話。
そこには、絶望的な状況で人々を救い、希望を失ったモノに、それをよみがえらせ、
友の誇りを守るために戦おうとする高潔で得難い人格の男が、描かれています。
ヴェントやテッラはその目的が語られましたが、
アックアは彼個人がどうしたいとう願望はなかったように思えます。
倒されたといっても、死体が確認されていないので、
まだまだ語るべきところがありそうな彼は、
もう一度登場してくるのではないでしょうか。


そして神の右席最後の一人、右方のフィアンマ
教皇様の株が上がってきたというか、なんか彼が哀れな善人に見えてきたので、
それと対照的ひどく印象が悪い男です、フィアンマ
ヴェントがツンデレ、テッラが残忍、アックアが高潔だとしたら、
フィアンマからは邪悪な匂いがプンプンしてきます。
このシリーズは刊行が速いので、続きが楽しみですが、
アニメ化かってなぁ…素直には喜べません。


しかし、五和が隠れ巨乳って…みんなどうかしてるよ(´ω`)。
見れば一発じゃないですか、あれは…いいおっぱいだ…(=´∇`=)。