評価 8/10



大規模な戦いになってくると、ガブリエラの策謀の真価が問われてきますね。
今回は、ジアンとアルゴラ様が、とくにアルゴラ様の出番が多くて、
大満足でした。戦闘狂に見えて、実は細心に部下への配慮を怠らないとか、
個人戦闘はともかく集団戦では、引くことも辞さないというか、
状況を見極めてあっさり退却をみとめる辺り、仕事は有能なんだなーと(笑)。
結局、個人での戦いだと、拘りが出てきてしまうんでしょうね。
なんて可愛いんだ、アルゴラ様(笑)。


まあ、それはともかく、今回のガブリエラの作戦はまたまた意表を付くというか。
人間のこうあればいいな、という願望とか、
目の前ににんじんをぶら下げて、冷静な判断力を失わせて、
周囲の異常に気づかせないようにしつつ、罠にはめる辺り、
とてもあくどくて実にいいです(笑)。


しかし、この勝ちが大きな戦の呼び水になりそうな気配がありますが、はてさて?
でも、新刊でるの速かったですよねー(笑)。次も楽しみです。


そういえば、評価って言っても基本的に私が買う小説とかコミックスは、
私の好きな作家さんとか、好きなお話とかなんで、評価低くなりづらいんですよね(笑)。