評価 8/10


浜面、一方通行、上条さんの三人の視点から、同一の舞台ロシアでの戦いを描いた20巻。
ちょっと厚めだったので、読むのに時間がかかりそうだと思い、後回しにしていたのですが、
読み始めたら意外に早く読み終わって、さっさと読まなかったことを後悔しました。


一方通行は、相変わらず凄惨な暗い淵で、彼のために編まれた陰湿な罠との戦いを余儀なくされています。
浜面は、何も持たない状況で、生き抜こうと必死になって戦っています。
最初登場した時からは、想像もつかない有様ですが(笑)。
今回、心が折れて、暴走してしまった一方通行に対して、
上条さんが説教をしてくれるのですが、
ある意味、一方通行を心配して見ていた読者の代弁というべきか、
これで少しでも彼の重荷が減ってくれればと祈るばかりです。


浜面は本当に、窮地にほんのちょととだけ垣間見えている逆転のチャンスに、
度胸と勇気と根性だけで突っ込むような感じで、見ていて非常に爽快でした(笑)。
なんか、初期の上条さんを思い出すというか。
それにしても、現状はその追い込まれた状況で、ヒーコラいいながら戦っているのが、
とても似合っているキャラなので、SRCでのデータ化とか大変そうな気がします(笑)。


しかし、美琴もロシア入りし、氷華もやってきたわけで、次は視点が増えてしまうのでしょうか。
それとも、早々に合流するのでしょうかね(笑)。