センゴク外伝桶狭間戦記(1) (KCデラックス)

センゴク外伝桶狭間戦記(1) (KCデラックス)


評価 7/10



今川義元って、外見の印象を思い浮かべると……妙に太っていて小物そうで、
輿に乗っていて、無能そうな感じがしますかね。
子供の頃に読んだ、日本まんが昔話の影響で、私はそんな影響でした。
最近では、光栄の無双シリーズなどで、公家文化に造詣が深かったことがディフォルメされ、
戦国大名なんい白塗りお歯黒で、蹴鞠やってたりします。
唯一、いい感じに表現されているのが、戦国乙女ですかね。
女の子になってますが(笑)、お嬢様タイプでお人好しな感じですが、
戦闘力も強く、良い人物に描かれています。


なにが言いたいかというと、基本的に今川義元という人は、
信長の踏み台にされてしまったせいで、あまり良い描かれ方をしてなかったりします。
良い描かれ方をしている創作もあるかもしれませんが、
私はちょっと知らないので。


ただ、業績を見る限りこの人は、かなり有能な人だったのに、あんまり評価されてない。
そこが残念だったのですが……その義元が思う存分、その能力を発揮しているのが、この桶狭間戦記です。
知人に借りて、センゴクシリーズ本編は読んでいるのですが、
外伝の存在は知らなくて、こないだ借りて読んだら面白くて取りあえず、1巻買ってしまいました。
ただ、桶狭間戦記と銘打ってあるとおり、桶狭間までの話をやるようで、
2巻以降は信長が主人公になってしまうのが、私としては非常に残念です。
信長は好きな武将ですが、折角今川義元に光を当てる話なんだから、もっと義元を出して欲しいと思って。


義元が中心になりはじめたら、また続刊も買おうと思ってます(笑)。