評価 8/10



今回も非常に面白かったです。
まったり行くという話でしたが、色々とキナ臭い感じの連中も出てきてますし、
当面のライバルキャラっぽい、
精霊使い四人組──フォース──も現れてヒデオの召喚士としての立場も引き立ってきました。
その中の、彼岸士夜火斗(ひがし・ないと)が非常に……濃いキャラです。
独特の世界観を持っているというか、一言でいえば邪気眼厨二病キャラなんですが、
ただのそれではないのは、実際にケンカも強く、サラマンダーを使役できると、
つまり能力を持った邪気眼……という、あれ。
それは、なんか普通の能力系ストーリーの主人公のような気がしますが、
なんか、彼は言動がおかしくて、とくに件名のセリフは紅茶吹きました。


まあ、話し合ってみると彼らは善良でしたが、彼らの雇い主がどうであるかはまた別の話です。
霊についての認識に、著しい齟齬がありました。これが、意図的に情報操作されているものだとしたら、
彼らの雇い主はクロだと言わざるを得ません。林先生は、この辺りが読みづらい。
天然ボケの可能性もありますが、一件そうでありながら、違うというキャラがけっこういますし(笑)。


今回、葉多恵さんという一件天然そうでありながら、
実はというまさしく林先生ワールドのエッセンスの濃いキャラが出てきました。
書き下ろしの前後編であきらかになりますが、ただものではありません。
久しく忘れていた、アウターというものがどういうモノかと、骨身に染みて思い出しました。
正体がなんなのかは、そちらを読んでみて下さい。
あと、翔香さんが可愛いです。萌えます(*´д`*)ハァハァ。


今回、先生のあとがきでのお言葉、



「ハァ!? パンツじゃねーし!!


じゃあお前ストライカーユニット穿いてネウロイと戦えんのかよ!!


わけわっかんねえ!!!」


に対して、このリドリー限りないシンパシーを感じました。
まったく、ごもっとも。ごもっともでございます。