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レグルスの最後の戦いは、非常に印象深かいものでした。
父親のイリアスが格好良かったのもそうですが、その父親を継承しようっていう所が、
なにやらひたむきでよかったと思います。
同年代なんで、もうちょっと早くから登場していて、
テンマ達との絡みがあったらなぁと悔やまれてなりません。


そして、我々のアイドル、パン☆ドラ様がストーリーから退場してしまいました。
最初は普通で、海皇の神殿で乱れる肢体を晒してから、もう、ドロンジョ様みたいになってしまいましたが、
私はそのうっかりっぷりが大好きでした。
セリンサ、水鏡、パンドラ様と本筋から降りていったキャラクターは、
エピローグで一枚の絵で近況が語られるといいなーと思っています。


冥王神話では、かつて活躍できなかった黄金聖闘士達に光が当てられたと言われていますが、
冥王軍三巨頭も同じ事が言えますかね。
原作だと、私の感触では、ミーノス>アイアコス>ラダマンティスくらいの強さなんですが、
今回の冥王神話を読んだ限りでは、ラダマンティス>アイアコス>ミーノスくらいに見えます。
まあ、愛称とかあるんですが、原作で10分の1の力の黄金聖闘士をいたぶって喜んでいて、
聖衣を脱いだカノンに心中させられたラダマンティスかが考えると、
非常に強さが増しているように思います。戦闘力的にもですが、精神的に強靱であるというか。
例えるなら、アイアコスが王、ラダマンティスが軍人、ミーノスが貴族のような印象を受けました。
最初に原作で登場した時に威圧感と、誇り高さを保ったまま逝ったなぁと。
冥王神話で、一番光を当てて貰った三巨頭じゃないかと思っています。


この聖戦だとレグルス最強説が出てますけど、あれはラダマンティスとの戦い限定だと思うんですよね。
レグルス本人も言ってたとおり。
あと10年くらい生きていれば、その時代では最強の黄金聖闘士となった可能性はありますが。
まあ、黄金聖闘士の強さって言うのは、ほとんど横並びで、
その時その時、命を賭けるに値する事や、信じるもののために戦う事で、
幾らでも強くなれると思うわけで。
聖闘士の強さは、どれだけ小宇宙を燃やせるかっていうことになっているので、
即死攻撃喰らっても、小宇宙燃やせればまだ戦えるんですよ。ええ、本当に。


次は、アスプロス兄さんの帰還です。