史上最強の弟子ケンイチ 42 (少年サンデーコミックス)

史上最強の弟子ケンイチ 42 (少年サンデーコミックス)




9/10


両方買いましたよ。
外側もそうですが、内側のカバーイラストも違ったりします。


黒近衛三本槍との戦いは、久々に師匠連の強さをまざまざと見ることができました。
負けるとは欠片ほども思ってませんでしたが(笑)。
やっぱり、こう、おいちゃんのエロにかける美学が、
私と相通ずる物があって、同志と呼びたいところです(笑)。


それはともかく、今回と次の巻で、
アーガードとアパチャイの過去が語られ、
彼らの因縁の対決が火ぶたを切って落とされるわけです。
基本的に単行本派なんですが、以前も書いたとおりに、立ち読みしちゃいましたよ(笑)。
詳しくはいいませんが、衝撃の展開が待っています。
あれほど、子供のように一つのことを願ってマンガを読んだのは、
本当にいつ以来だったでしょうか……。
ネタバレは書きませんが、以下で一影九拳についてちょっと思った事を書いてみます。


梁山泊の師匠達は、困ったところもありますが、
基本的に笑って許せる範囲の欠点や短所で、
主人公側にふさわしい人達だと思います。
ひるがえって、一影九拳はどうかというと、
今の所、拳魔邪神シルクァッド・ジュナザード以外は、
大体において弟子思いの、よい師匠達なのではないかという印象を得ています。
本郷晶は言うに及ばず、アレクサンドル・ガイダル然り。
櫛灘美雲師匠もそうですし、無慈悲に敵対者の心臓を止めるセロ・ラフマンも、
弟子には寛容でした。ディエゴ・カーロは一番最初に敗れましたが、
彼もまた弟子思いでした。
彼らにも欠点はあり、短所もありますが、その範囲は一部を除けば、
梁山泊の師匠と同じようなものだったりします。
ただ、活人拳と殺人拳の性、梁山泊と一影九拳には深く広く横たわっているだけなんです。
まあ、それが一番相容れない部分だから、反発し合うのは仕方ないんですが(笑)。
今回メインになっている、アーガードなどは、
ある意味理想的な人格者であるかのように見えます。
殺人拳であるという以外は。


殺人拳であるのに、どうにも彼らを嫌いに慣れない自分に、
驚かされてしまったので、つらつらと書いてみました(笑)。