シナリオ名 :魔神王の娘 (29話)
製作者   :philoさん
HP    :伯陽堂 http://homepage2.nifty.com/zhuang-zhou/



前回の闇市における戦い、それとその結果もたらされた高田九郎太達の悪事の証拠。
そして、そこに繋がる城島敦史。
その証拠や証言を以て、騎士団諸侯の会議において、城島を糾弾する麻生ハイネ。
ここのやりとりが国会答弁みたいでいい感じです。
追求の手をゆるめないハイネと、それをのらりくらりと回避する城島。
鉄血卿は、一本気で心情的にはあまりハイネに好意的ではないにしろ、
状況を考えて彼の側に立ってくれそうです。
チェックメイト的な状況で、モンスターや猟惨泊が一斉蜂起したという報告が入ってきました。
鉄血卿が勇んで出て行った直後、城島が牙を剥きます。
元老は身の安全を確保されると、中立を保つという保身の上手さ(笑)。
ハイネ達は、会議室を後にして、騎士団棟からの脱出を図ります。


しかし、元老と呼ばれる騎士団の引退が近い面々が、非常に厄介ですね。
城島派に与するわけでも、麻生派に与するわけでもなく、
自分達は一段高い所にいて、上がってきた方の善悪を問わず、
手を携えるのではなくて、小間使いにするという感じで。
城島派よりも、この連中の方が厄介な印象を受けました。


戦闘は枢機騎士三人と一緒に逃げられるので、状況は悪いのですが逃げてれば酷い目にはあいません。
魔眼卿と赤間が追ってきますが、彼らを倒せばアイテムが手に入るそうで……。
その誘惑にかられますが、増援の遊撃隊を待ちましょう。
合流して、下に逃げながら、戦えば二人のうちどちらかは倒せると思います。
倒した後、すぐに復活するので、倒すタイミングを間違えるとやられます(笑)。


脱出後、さらに用意されていた罠を潜り抜けたと思ったら、
暗殺の魔の手がハイネを襲いますが、あがさと白貴が彼を守り、
ハイネは決意新たに騎士団棟を、彼の仲間達と供に去って行きます。
状況が激変したことを示すテロップが流れて今回は終了。


城島弾劾裁判がどうなるかと思っていたら、逆転の戦略を組み込んでいたようで、
危うく弾劾どころか、暗殺されてしまうところでした(笑)。
事を急ぎすぎたのか? そんな事はなかったと思います。
情報も証拠も手に入れたので。状況的には積みに入っていたはずです。
不確定要素がなければ。アンダーカヴァーズなんですけど(笑)。


魔眼卿のアンジェラが、けっこうくせ者でした。
派閥は城島派に属していますが、あんまり派閥の利益を考えておらず、
戦乱に島が覆われることを願っているって……。
アンダーカヴァーズの手の者なんじゃ(笑)。
城島派の城島敦史による支配は、意外と早く終わるかもしれませんが、
その後に残った曲者達が、けっこう厄介かもしれないという印象を受けました。


それでは、今回はこの辺りで。
次回更新も楽しみにさせていただきます。