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ここから久遠の落日編とも言うべき、
39巻から伏線を張ってきたイベントが起こり始めます。
39巻から56巻までかかるような伏線を、
頑張って描き続けることに大して、頭が下がる思いです。
伏線を張ってからそれが芽吹くまで、長い年月がかかることというのは、
読んでる人も気になるんでしょうけど、
書いている側のストレスもものすごいものがあるんですよね。
松江名先生はその創作にかける姿勢や思想が素晴らしくて、
つねに尊敬していましたが、今回の落日編はその忍耐と克己に対して、
仰ぎ見るしかないって感じです。


これまで、闇の武器組の達人ってやられ役の人が多くて、
いわゆる格下の達人枠だったのですが、黒近衛三本槍や陽炎さん辺りから、
ツワモノが出始めて、一影九拳に匹敵するという八皇断罪刃の登場から、
かなり強さがにじみ出る人が多くなって嬉しかったわけです。
やっぱり、武器持ってるとかっこいいので(笑)。
今回、武器組で恐らく最強の達人、煌臥之助が姿を現し、
あの長老を一週間以上足止めするという荒技を見せてくれます。
長老を唸らせた小太刀使い、後に八皇断罪刃だったことが判明した、
來濠さんをエサに使い、煌臥之助が長老を抑える。
この展開がすごく熱くて、今回の56巻も楽しく読ませて貰いました。


私的に一番嬉しかったのは、しぐれさんが鍛冶やってるシーンで、
かなりエロかったのが色々やばかったです。いいぞ、もっとやれ(*´д`*)ハァハァ。
あと、前々から思ってたのですが、一影九拳が並んでるシーンとか、
引きのアングルだと、セロ・ラフマンさんが妙に可愛いのが気になってます(笑)。