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ルルイエ建国期の続編と月の工廠の話の続編です。
ルルイエの方は、今回もう選別は済んでしまったという事が明らかになって、
落胆するレヴィ達ですが、廃棄地区を本当に隔離してしまうのか気になります。
レヴィはともかくブランチは、廃棄地区に来てる時点で気づくのが遅いのですが、
他の気づいてない大多数に比べれば、マシなレベルに気づいているわけです。
むしろ、レヴィの方がどうにもならないわけですが、
どうにもならない民衆をどうするのか、どう扱っていくのかが気になります。
感化されてるブランチに比べ、悪い意味で自己が強くて、
心底では騙してやろう、のし上がってやろうと考えているレヴィ。
廃棄地区で権利だけ主張して他人を食い物にしてやろうとする、大多数の寄生虫たち。
彼らを殺してしまうことは簡単なのですが、それは使えない手段であるでしょう。
となると、本当にどうしようもない人間になにをやらせるのか?
その答えを明確に持っているのだと思うので、ルルイエの今後は楽しみにしています(笑)。


月の工廠の件は、天界上層部と密接に関わっているので、
進展が遅くなってしまうのは仕方ないのですが、ちょっと物語が遅いかなとは思ってました。
レモネードが貯め込んだ不信と不安がピークに達し、ラストで動き始めはしました。
ドーラとレモネードのカップルがけっこう好きだったので、悲しい結末にならないで欲しいのですが……( ´・ω・`)。
元大天使長に見せられた天界の秘密。
「知るがよい」という台詞の直後の驚愕した二人。建物から走り出すゼルエル
あまり時間が経ってないように見えます。
つまり、視認してすぐにアインス曰く
「つまり誰がトップ取ろうが、その秘密を知っちまったらそうするって事だ。
あたいらがそれを知ったら、あたいらもそうする」
”ナニカ”が存在する訳で、その点は非常に興味深いです。