シナリオ名 :「魔神王の娘 」(44話)
製作者   :philoさん
HP: 伯陽堂 http://homepage2.nifty.com/zhuang-zhou/


ファスティディアス絡みのスタートで、キルゴアと謎の人物が話をしています。
この時点ではある人が頭に思い浮かんでいたのですが、違ったのでちょっとびっくりしました。


姫士組の訓練風景で、ゆっきーに対していい勝負をする花凪桜。
普段は裏方なのに戦えるというのは、目立つことをしないようにしているか、
ひっそりと裏側から何か探っていたかのどちらかなのだろうと思うので、
どういう感じかなぁと思いながら読み進めて行きました。
印象は悪くはないので、なにか理由があるタイプかなと。


ただ、クレーメに出会って態度が一変して、案の定、一対一の状況を作り上げて、
戦いを挑んできますが、猟惨泊の介入によって一旦お流れになります。
クレーメが仲間たちになにも言わなかったのは、つきつけられた事に対して、
咀嚼しきれない感情があるからなんだろうと思います。


高原が身を隠し、猟惨泊が不良を島外から集めて戦力を強化している。
実に不穏な気配ですが、そういった目に見える不穏さよりも、
クレーメの心に忍び寄った今回の花凪の件の方が大きな影を投げかけそうです。
そして、花凪の協力者というか、扇動役というか……新たな人物が舞台に上がってきました。
茅葺奈保という彼女は元姫士組であり、怨みを抱いているようなので、
大きな波紋を投げかけて来そうではあります。


京夜が学園をまとめていく中、目に見える脅威が増してきています。
そんな中、クレーメの根幹の部分に対して、憎しみをぶつけてくる人物が現れました。
いままでの中でも厳しい試練ではあるかと思いますが、
島に来た時と違う事は、傍らにはクレア姉さんだけではなく、
多くの友人や仲間達がいるので、この危機を乗り切ってくれると信じています。