- 作者: いしぜきひでゆき
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/05/09
- メディア: コミック
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コンシェルジェの新人、鬼塚小姫とポーターの司馬一道。3巻はほとんど、二人の紹介に話が費やされます。いかにも「仕事ができる」きびきびした動作の小姫と、バンをあっさり動かしてしまう怪力の一道。コンシェルジェは大体、一見してキャラが把握できる人々が登場します。そして、実はその外見と表面的な性格や行動からは、想像がしずらいモノを秘めていたりします。それが、ホテルで露呈されることで、物語にいい影響を与えているあたりが非常に巧いと思って読んでいるのです(笑)。
往年の名マジシャンの話では、技術ばかり秀でてしまった弟子が、失ったショーとしての楽しませ方というものとホテルの仕事を絡ませています。お客さんを引きつけるショービジネスと、お客に満足を与えるホテルビジネスの接点について、巧く絡ませた話だったのですが、若者たちからは「今日の最上さん、おっさんくさいなー」などという心の声が聞こえましたが…(笑)。私も最上と同じ意見なのですが、うーん、やっぱり年取ると説教臭くなるのかなぁ(笑)。
次の4巻では最上の宿敵である悪のコンシェルジュが登場(笑)。…あれ…ホテルの話だったのに、宿敵って一体…なんなのだろうか…(笑)。
ところで、今回のゲストはコロンボと早川健とルパン3世。そして次元大介。コマの微妙な所に隠れています(笑)。もしかすると、もっと隠れているかもしれませんが…。先生、こういうイタズラが好きなんだナァ…(笑)。