「彼にいすを勧めるだろうね。そして…

そして、この戦争を終わらせる力あるかどうか尋ねる!」

パルパティーン議長 エピソード3 シスの復讐より

さて、この彼が指し示すのは、ダース・シディアスなる人物なのですが、パルパティーン(=シディアス)自身が、知られざる自身の正体が訪ねてきた場合を想定して、話しているわけです。そして、共和国最高議長としていかなる対応をするか、ということをアナキンに語った一節です。自分自身の最大の秘密に触れる事柄について語っているというのに、眉一つ動かすことなく、淡々と語るパルパティーン。この辺りをみると、彼の最も恐るべき力は、その暗黒面の力でも、ライトセーバーを操る技量でも、シスの根源である『忍耐と狡猾』ですらなく、卓越した政治手腕をであると言えるのではないでしょうか?

まあ、それが狡猾をしめしている、と言われればそうなのかもしれませんが(笑)。この後、「ブランデーを勧めて、それ(戦争を終わらせる方法)を、引き出す!」と続くわけですが、こういった表現は、翻訳本ならではかもしれません。