うしおととら 小説版 Vol.1〜4
こんな暑い日に、自転車を漕いではいけません。暑さで悟りを得たような気分になりつつも、水風呂に入ってクールダウンするとその内容を忘れてしまっているのですが、なにやら気分爽快なので、「ま、いいか〜」となってしまうワナに陥ります(笑)。
うしおととらの小説ですが、2冊保有していたはずなのですが、例によって例の如く、時空の裂け目に落ち込んでしまって、姿が見えなくなってしまいました(笑)。それにしても、初版が1995年か…。スーパークエスト文庫が、その時まで持っていたことに驚きを憶えますね(笑)。ブライなど好きな小説が数多くあったレーベルなのですが…無くなってしまったことが残念でなりません。
金色のガッシュ 21巻
- 作者: 雷句誠
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/07/15
- メディア: コミック
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表紙を見ての通り、キャンチョメ超激闘編です(笑)。
彼は臆病です。意志が弱く、すぐに楽な方に流されてしまいます。そんなキャンチョメですが、実は心優しく、目下の者に親切で、周りの人たちを明るい気持ちにさせてくれます。しかし、そんなものは戦いには必要ありません。つまり、彼は戦いに向いていないのです。彼が初めて戦いを意識したのは、シルカを守ろうとしたときでしょうか。そこで彼は逃げることを止め、震える足を叱りつけ、その場に立つ気持ちを手に入れます。そんな勇気の欠片を得たキャンチョメが、大きな後悔を心に刻むこととなったのが、千年前の魔物との戦いで、キッドが魔界へ帰ってしまった事件です。
「もうイヤだ!! 僕が何もできないせいで、誰かがいなくなるのは!!!
もうイヤなんだよ!! 僕は、みんなを助けるんだ!!!」
最初から勇気があり、誰かの為に戦えて、義侠心に溢れる…そんな人は僅かしかいません。なら、そうでない人はどうすればいいのでしょうか?あまり、精神を数値化するのは好きではないのですが、わかりやすいと思うのでちょっと、試してみます。例えば、「極めて困難な障害」に立ち向かうために、10の勇気が必要だとします。漫画などで、主人公クラスの人は7〜8くらいの勇気を持っているでしょう。つまり、週間連載で、1〜2週間のエピソードで、気構えができるわけです。これを、キャンチョメに置き換えてみれば、彼はこの数値が、マイナスのラインにあると言っても、過言ではないでしょう(笑)。そんな、弱虫で臆病な彼が、友達を助けたいと、自分に親切にしてくれた人を守りたいと、そのなけなしの勇気を振り絞り、立ち向かう姿が…。
ぶっちゃけ、室内で脱水になるかと思うくらい、泣けました(笑)。
ありがとう、キャンチョメ。君のおかげで、今日の紅茶は(もちろんホット)一段と旨いよ(笑)。