よつばと 4巻

よつばと! (4) (電撃コミックス (C102-4))

よつばと! (4) (電撃コミックス (C102-4))

 てっきり夏休みだけで終わるかと思っていたのですが、意外に続きそうです。というか、ようやく夏休み後半なのか(笑)。まったりテイストが合っているので、非常に楽しみにしているのですが、一体どのくらい続くのですかね。つくつくぼーしは……私も子供の頃、そんな感じだと思っていました。今年はねちっこい暑さだったので、セミの声もあまり聞きませんでした。やはり、息絶えてしまっていたのか…。哀れだなぁ。


■ 今日のです種

まあ、無駄に長いので。後、です種とラクス・クラインがお好きな方はあまり読まれない方が精神的によろしいかと愚考する次第でアリマス。


 ここ数話止まっていたので、一気に3話あまり見てみました。
……あのー。議長の陰謀?とやらを云々する以前に、目の前で行われているレクイエムとか言うトゥールハンマーをどうにかするのが先じゃないのですか?ほら、あなたたち、アークエンジェルというのは、建前上、「戦いの連鎖を終わらせる」というもの凄い抽象的な目的の為に戦っているはずでしょう?なら、目前のレクイエムとか言う砲を潰す方が、議長の陰謀を語るより先なのではないのでしょうか?結局、ラクス・クラインがミーアの演説を中断して言いたかったことは、
「ミーアは偽物です。ロゴスという第3の敵を作って、
ナチュラルとプラントの融和を目指すことはよいことなのでしょうか?」

ということのようなのですが、また、ラクス・クラインお得意の質問だけで、相手に考えさせて誘導するという撹乱演説術を駆使しましたね。彼女は自信の理想を語りません。こうしよう、という信念を語りません。ただ、質問を投げかけるだけです。そして、他人が質問に答えた際に対応して、自分の有利な方向へ相手の答えをねじ曲げます。本当に見ているだけで恐ろしいです。実際にこの手の人間に相対したら、非常に危険なのでまさしく、いきなりやってきたテロリストに対してウィスキーを奨めて、秘密を聞き出すくらいの手を用意しているパルパティーン議長くらいしか、対処できないでしょう。私がラクス・クラインを嫌うのは、彼女が理想を語らないから。彼女は問います。「人を殺してよいのですか?」「憎しみの連鎖を続けてよいのですか?」ただ、決して語りません。彼女自身の明確なビジョンを。その、人を殺さないための理想を。憎しみの連鎖を続けないための、彼女なりの考えを。別にそれが正解である必要は無いのです。正解は皆で考えて、導き出せばいいのです。時間をかけて。凡人の集知を以て道しるべとするのが、民主主義のありかたなのですから。だから、それすら行わないラクス・クラインは扇動者でしかありません。田中理恵さんの声は好きなんですけどね。ただ、演じてらっしゃる田中さんすら、これほど長い間、声をあてているキャラクターにも関わらずよくわからないあたり、演出・監督にはそのキャラクター造形が適切なモノであったかどうか、じっくり考えて頂きたいものです。

 デュランダル議長を明確な悪党にしてまで、アークエンジェルの正義とは守られねばならないものなのでしょうか?デュランダルの平和への解決策と、オーブの平和への理想型が異なっていたとしても、その上で利益が異なるから対立するという構図でもいいと思うのです。だって、国家と国家の対立なのだから。遺伝子を制御して、世界を管理統制するというデュランダル議長の野望(笑)が明らかになってから、極めて子供じみた魔王(デュランダル)vs勇者のパーティー(アークエンジェル)という形になったのが、非常に不快です。この混迷しすぎて恐らくは製作者にも把握し切れていない世界を、現実的であると考え、その世界の戦争がそうであると考えるなら、正義と悪の対決で終わらせるべきではないのではないでしょうか。

 とりあえず、視聴した3話あたりでよかった天は、ミネルバの部隊の描写がきちんとされていましたね。ルナマリアやシン、レイの心の動きが分かり易かったです。…うーん、やればできることを、なんでこれまでやってこなかったのか。これを、最初からやっていれば、「番組自体がツリでは?」とまで言われるようなことにならなかったのに。

 まあ、まとめて見たなかでは、ディアッカイザークが登場して熱血していたので、それでもうお腹一杯です(笑)。イザークが一番まともでわかりやすかった(笑)。出番少ないのに、行動原理が一環しているから彼たちは光りますね。特に今日のOPテーマ前の、「もう絶対にプラントは撃たせん!」というイザークは、思わず惚れ直す程でした(笑)。ザムザザー落とすし(笑)。いやぁ、二人の連携は素晴らしいですね。でも、イザークはブレイズじゃなくて、やっぱりガナーのザクウォーリアーに乗せて欲しいんですよね。やはり彼にはそれが似合っている。

 ところで、黒いザクに乗っていたのはだれなのでしょう。もしや、シホ?