舞−HIME 5巻

舞ーHiME 5 (少年チャンピオン・コミックス)

舞ーHiME 5 (少年チャンピオン・コミックス)

 やや急展開な気もしますが、まっとうな戦闘漫画っぽいテイストに所々、危険なネタを仕込んできっちり終わりましたね。巧海って、全世界に顔を出している気がするんですが、まぁ…国連軍とか米国とか壊滅しているから、及び腰の日本国政府じゃ、手も出せないでしょう(笑)。理事長に指示を出していた偉い人たちは、炎凪が始末してしまったようですし。しかし、でぼちんも碧先生も男前だなぁ…。このやりたい放題っぷりは、凄まじいモノがあります。いや…ねぇ…ほら、

愛校ダイナマイトってなんですかい(笑)!!

それにしても、分解されるエレメントを何度も再構成し、立ち上がって戦う命たち中学生組は、まるで、私の愛する聖闘士星矢や男塾のバトルを体現しているかのようでした。というか、意識してるんだろうなぁ。祐一が最後に振るったカグツチの剣ってのも、DDSからのネタでしょうし。カグツチって炎の神様だから、剣にしたっていう発想は西谷先生が初めてでしょうから。剣道を諦め書けていた祐一が、最後にもう一度その道を歩き出そうとするのはいい締め方だと思います。そして、その背後で第一話と変わらず戦っている舞となつきも、いい対比になっているのではないでしょうか。