試験を見て、わたしは確信した。君たちは大馬鹿者だ

by 試験監督官 レフレンシア

鋼鉄の白兎騎士団 Ⅰ

鋼鉄の白兎騎士団 I (ファミ通文庫)

鋼鉄の白兎騎士団 I (ファミ通文庫)

 プリンセス・ミネルバの最後の一冊が発売されてから、どれほどの時間が経ったことでしょう。先生が、新作を─ファンタジー戦術物を─ひっさげて、フォースの暗黒面から帰還されるとは、発見した日は定時で帰還しようと画策したものです(笑)。

プロローグとエピローグで、主人公ガブリエラが団長になって挑んだ戦の前哨が描かれ、その間の本編が入団テストから始まり、以後苦楽を供にする仲間達を集め─作家サイドからすれば顔見せといったところでしょうか─
が行われました。主要なメンバーが一巻で揃った感があり、まさしくプリンセス・ミネルバを彷彿とさせる所があります。ただ、プロローグで登場した何人かは、入団時を描いた本編には登場しませんでしたが。来春にⅡ巻が発売されるようですが、実に楽しみです。

ところで、伊藤ベン先生が「描きすぎた」という方のカラーイラストも見てみたいのですが…(笑)。