今月のハガレン

しかし、あの密室で大総統に仕掛けなくてよかったなぁ。室内で大佐の炎は大佐自身危ないし(笑)、エドとアルも危険なわけです。手を合わせて錬成できるエドとアルですが、それを大総統は知っているはずなので(国家錬金術師試験で見た)、その動作を行えば容赦なく斬り捨てられるでしょう。そして、大総統の体術を、エドとアルが二人掛かりでなんとかできるかというと、厳しいと思うのですよね。現状、体術のレベルとしては、

大総統>リン>アル>エド

こんな感じでしょうか。大佐は、軍人として普通に体術使えるのかもしれませんが、ガチで戦うタイプではないでしょう。炎の錬金術の強さを見ると、射撃を上達させる必要ないし(笑)。大総統は身体能力も高くてなおかつ、最強の眼でまさしく死角無し。ホムンクルスの他の連中は、あのラストですら命のストックによる精神的な油断というか隙がありましたが、大総統にはそれはないわけで。まさしく、「このラース、容赦せん」って感じです。リンは、「相手を始末するつもり」の大総統とランファンを片腕に担いだハンデつきで戦ったという、すさまじい実績があります。で、アルは動きはいいのですが、的が大きいのでこの位置に。エドは、本人がアルより弱いと言っていますし、体術だけで大総統と戦えるか?ということを考えれば、現時点では無理でしょうし。何が言いたいかというと、あの室内で仕掛けなかった大佐とエド・アルの判断は正しかったのではないでしょうか。なんか、リンの近接戦闘能力をあんまり評価している感想を見かけなかったので、私くらいは書こうと思って(笑)。

そのリンですが、現在グリリン(グリード+リン)となっているわけです。基本的にはグリードが主導権を握っているようですが、リンも事あるごとに姿を見せるので、きっといい絶妙のタイミングで横合いから殴りつけてくれるはずです(笑)。大総統(=ラース)と因縁ができてしまったのはリンなので、きっと大総統を倒すのはリンなんじゃないかと思うのですよね。だって、前グリード様はラースになます斬りにされた怨みがあるわけで、グリリンはラースへの怨みで意思統一出来そうな気がするんですよ(笑)。あと、普通のホムンクルスと違って、ラースは一般人に倒せる可能性のある、唯一のホムンクルスなわけです。ほら、命のストックがないし(笑)。

終盤に向けてかなり勢いを増してきましたね。来月はスカーとマルコーさんが出会うわけですが、マルコーさんもイシュヴァールへ赴いたはずなので、スカーの心に沸いた自己の復讐心への疑念と、読者の長年に渡る疑問であったイシュヴァール戦の詳細を語ってくれるはずです(笑)。いや、その布石だと信じていますから。あと、腕のイレズミも解読してくれるんじゃないかな。そして、そこにスカーの兄貴からのメッセージが刻まれていて、スカーは人知れず涙すると。うわー、そうなったらスカーお気に入りになりそうだ(笑)。