2006-05-06 文学少女と死にたがりの道化 “文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)作者: 野村美月,竹岡美穂出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2006/04/28メディア: 文庫購入: 20人 クリック: 312回この商品を含むブログ (602件) を見るちょっと新しい手法かもしれない。私の読んだ推理小説は、怪盗20面相とかホームズ辺りが基礎になって、金田一あたり(漫画じゃなくて)も読んだりしています。まあ、犯人探しより、その状況に至った登場人物の心の流れを素直に楽しむタイプの推理系小説でしょうか。現時点で伏線的かなーと思うのは、心葉くんの過去について(作家のことじゃなくて)と、遠子先輩の「妖怪」説について。前者は、シリーズを重ねていくうちに徐々に小出しにしてもいい(重要な場面でフラッシュバックする)内容ですし、後者は…これもシリーズが長くなるとしたら明かされるのは先になりそうですが(笑)。青春エッセンス満載なので、そんな若き苦悩を味わいたい方にはお奨めの一品といえるでしょう(笑)。