シナリオ名:咆哮-sakebi-
作者:深影一輝(id:mikage08)さん

リリース直後にプレイしたので、その時のメモを元に、
色々書いてみようかと思います。


OPでアウェイカーとベヒモスが死闘を繰り広げています。
キャラクターを知っているので、中の人が誰かわかってるのですが、
何故こうなってしまったんだろう…と興味が沸いてきます。
実は拙作の強襲遊撃分隊の日常で、オープニングを入れたのは、
咆哮プレイしたからなんですよね。本当、参考になりました。
能力者・フェイティア・三つの学園・SRC島。
きっちり説明されています。…ああ、私もこうすればよかった…(泣)。


・第一話
羅魅阿君と聖芽さんの兄妹の二人暮し。朝から、師匠の朱里さん登場。
…かっこ書きで、太字・斜体になっているのは、マシンボイス(TF・サウンドウェーブ)なのかと思ってたら、
後で辞典を見て、声帯に生涯があってテレパシーで話していることが判明。
…ごめんよ…ごめんよ…(泣)。


羅魅阿君の好青年っぷりが光ります。なんか、どこのシナリオで見かけても、彼は常識人だなーと。
しかし、日向、エロアンテナ呼ばわりだ(笑)。
学校と商店街などの日常描写が終わって、
羅魅阿君と師匠の朱里さんが修行としてモンスターと戦います。
これ事態、羅魅阿君がアウェイカーの力を制御するための訓練のようで、
朱里さんは手を出しません。
第一話だということもあるでしょうし、相手がジェルなので、戦闘はあっさり終わります。
恐らく、落ちることはないでしょう(笑)。
アウェイカーの武装や、特殊能力の確認を行っておくのにいいかもしれません。
勝利条件が、とてもグラフィカルだ。この技術力が羨ましい…(泣)。


朱里さんが見たという、「鎖に囚われた娘」のヴィジョン。
未来視のようなものだと思うのですが、
それは羅魅阿君にある少女を想起させます。
ちょっとミステリアスで、二話が気になる引きになってますね。


・第二話
朱里さんの男らしい喋りが実に私好みです。テレパシーヴォイスも素敵だ。
囁いて欲しいなぁ…(笑)。インセクターの出現で、商店街が営業もままなら無い様子。
…確か、どっかで見たな。中の人の事情も知ってるけど、その知識は置いておこう。
今日は、エロアンテナなしの、なんと羨ましいハーレムな羅魅阿君。
ちくしょう…生真面目な風を装って、学生生活送ればよかったぜ、コンチクショウ(笑)!
それはおいておいて、なかなかナチュラルに女の子をときめかす台詞を吐くな、羅魅阿は。
そうか、その欲のなさ負い目のなさが、ハーレムを呼ぶのか。私も、ストイックに生きよう…。
しかし、朱里さん、聖芽さんにモーションかけまくりだなぁ。百合か、百合なんだろうか。


インセクターを捕まえようという羅魅阿君たち。
彼がSRC島へ来たのは、アウェイカーの姿になった息子を、良心が疎んだからのようです。
それなのに、あんなに生真面目に育ったのか。
そして、血の繋がらない妹なのに、聖芽さんは態度変わらず。
……ああ、この優しい世界は、私に人間賛歌を歌えというのか…。
喜怒哀楽の激しい私は、ここでちょっとホロリ。


インセクターの登場と供に戦闘開始。
モンスターの増援と供に、インセクターは飛び去ってしまいますが、
その前に倒すことができれば、アイテムをもらえます。
味方の増援で、天魔童子が助けに来てくれるので、後半の戦闘は楽になります。
ちなみに、天魔童子の中の人はエ(ryです(笑)。


インセクターの中の人、瑠璃河さんが登場して終了。
この時点では、中の人が女の子だと知らないので、
その事実を知った場合、明らかに生真面目なフェミニストっぽい、
羅魅阿君がどうでるのでしょうか…?


・第三話
冒頭、前回から引き続き、調子の悪そうな瑠璃河さんが、
百合姉妹と会話しています。…百合姉妹ですよね、彼女たち(笑)。
瑠璃河さんが、自身の変身について快く思ってない様子。悪魔だと卑下しています。
確かに、あの姿は思春期の女の子には、受け入れがたいものでしょう。
同じクラスの聖さんが、瑠璃河さんを気にかけているようです。


戦闘前に、瑠璃河さんがインセクターに変身するのを、羅魅阿君と朱里さんが発見。
二人が変身して、インセクターと戦うことに。
ここでも、羅魅阿君はフェミニストっぷりを発揮しますが、
朱里さんに一喝されます。
いや、でも、主人公は人命優先のほうが好感度高いよ、とフォロー入れておきます(笑)。
敵の増援とともに、瑠璃河さんを気にかけていた聖さんが登場。
共闘するようです。確か、かなり強かったよなーという記憶を掘り起こしつつ。
2話までと比べると、難易度は上がっていますが、味方も強力なので、まだ普通にクリアできます。


聖さんに正体を明かした二人との会話。
聖さんは、個人的に瑠璃河さんを心配して、やってきた模様。
朱里さんは、ネオユニと騎士団がお嫌いなようです。ごめんよー( TДT)。
仲良く、島の平和を守れる日が来ればいいんだけども…。
ただ、私の考えでは、彼等のような個人的な正義の味方が、
治安維持組織が取りこぼしてしまうような事件で、人助けをしてくれると、
正しい人が泣く事無く、世界は潤うんじゃないだろうかと思ってたりします。
ただね、それはとてもとても難しい事なのだけど。
エピローグの屋台の女将さんが可愛い…実に萌えます(笑)。


総評:
アウェイカーという魔物に変身する、生真面目で実直な青年である、
秘乃羅魅阿を主人公に、物語は展開していきます。
モンスター退治をしたり、今の所、「正義の味方個人事務所」的な感じですが、
似たような変身能力を持つ、瑠璃河さんの暴走などの問題を孕んで、
羅魅阿君自身も、自分の力と向き合い、成長していくのでしょうね。


OPの対決シーンは、悲劇的な展開であることは想像つくのですが(中の人を知っていると)、
きっと、涙で濡れることにはならないと、羅魅阿君の生真面目な性格が語ってくれています。
おっさんと男前女の子しか動かせない私には、実直な彼が非常に好ましいです。
長い話になりそうですが、楽しみに続きを待っています。


そうそう、うちの星野永遠子を使用していただいてありがとうございました(笑)。