強殖装甲ガイバー 25 (角川コミックス・エース 37-25)

強殖装甲ガイバー 25 (角川コミックス・エース 37-25)

巨獣神(ドラグロード)・カブラール。
そのあまりにも桁はずれな破壊力、威容に、これにどうやって勝つのかまるで想像つきませんでした。
まあ、下からギガ・スマッシャー食らわせれば勝てるよーとか思ってましたが、
戦闘の推移を見る限り、獣化兵を取り込めば幾らでも回復できるので、無理とわかり私程度では、
状況の打開策が見当たりませんでした。


だが、そこは高屋先生。歴戦の特撮スキー。
常人では思いつかないことをやってくれました。


ガイバー巨大化。


(;°ロ°)……!? 最初見た時、信じられませんでした。
いやいや。
メガ・スマッシャーを見たクロノスの科学者たちが言っていた言葉をあえて使えば、
質量保存の法則は一体(笑)!? 
まぁ、そんな些細な事は、事象地平の彼方へ飛びましたが。
素晴らしい。実にいい。
まともにやれば、相当に強力なのに、
晶がおぼつかないせいか、カブラールに押されている辺りも(笑)。
巨獣vs巨神というのは、実に絵的に興奮するものがあります。
なかなか話が進まないので、ちょっといらいらしていたのが一気に吹っ飛びました。
しかし、この巨神殖装(ギガンティック・エクシード)って、
マイクロブラックホールを制御できる辺りが、
かなりおっかない存在ですね。ギュオーや、村上さん辺りの強力な重力使いたちも、
疑似ブラックホールを制御できなかったのに(ギュオーはなんとか消滅させましたが)。
これ、アルカンフェルならできるのかな。事象地平の彼方から戻ってきたし。うむ…。
久しぶりにいい戦いを見せてもらいました。これでこそガイバー。
カブラールも、はだしのゲンばりに、
ギギギと死んでいく様は、実に小物っぽくてよかったです。
アプトム、美味しいところを持っていくなぁ。まぁ、彼は男前だからいいけど。
カブラールの動きを止めるために、体張ったし、当然の活躍かな。


で、今回私が気になった点が二つあります。
一点は、ようやく見せてくれたシンの戦闘形態。
周囲、2キロをカバーするビームを照射する獣神将。
……あんた、近接格闘系だと思ってたよ(笑)。
超射程の遠距離型だったんですね(笑)。
しかし、ギガンティックXDに目くらましされるけど、
シンのこの攻撃はかなり強力だと思う。
発射されたいくつものミサイルを、一瞬でほとんどを撃墜するのだから。
再登場が楽しみです。
もう一点は、最後のカブラールのゾアクリスタルを回収した謎の仮面。
グラビティポイントがある事からして、獣神将なんじゃないかと思いますが、
誰なんでしょうね。
一瞬、プルクシュタール閣下復活!? と思いましたけど、どうやら、
腕の形状が閣下とは異なるみたいで。ふむ…何者なのか…?


しかし、アプトム・オメガブラストってやっぱりデザイン格好いいな。
黒い姿も好きだったけど、形状に速水さんの面影があるのが泣ける。
だが、オメガブラストっていうネーミングが(笑)。
カルロストシキ&オメガトライブを思わず思い出す私は、超おっさん(笑)。