シナリオ名 :未完のキャンバス(〜15話後編)
製作者   :マイヤーさん(id:Mayr)


能力者の少年、美原奨が自身の能力に気づき、
SRC島へやってきて様々な出会いを経て成長していく物語です。
そこに、美原奨自身のあこがれの人である、
久遠瑞樹の行方の謎や、島の根源的な秘密に関わりそうな部分がミックスされ、
単純な少年の成長物語に留まらず、物語全体に深みを与えていると感じました。


美原奨の能力が色にまつわる能力なので、このシナリオではユニットごとの「色」が設定されて、
その相性によって、ダメージが増えたり減ったりするシステムを積んでいます。
ただ、基本色の【赤】→【緑】→【青】→【黄】→【赤】はいいんですけど、
真紅とか深緑の人がいたりするので、馴れるまで基本色じゃない人が出てくると、
混乱することがあるかもしれません。
この辺り、マップコマンドに相性表を見られるようにして、
基本の色の隣に真紅とかイレギュラーな色を置くようにすれば、
視覚的に分かりやすいんじゃないかと思います。



すごい大雑把に描くとこんな感じで。面倒なんですけれど…。
ただ、もう、15話なんで言うのが遅かったですよね(笑)。
もうプレイしている人は、みんな馴れてしまってるでしょうし。


ところで、実はずっとプレイしてきたんですが、
感想出すタイミングを見計らっていたら、出し損ねて…(笑)。
取りあえず、更新分と止めておいたお話からスタートします。


第15話【 In Festival (前編) 】

実は前編と出ていたので、
後編と会わせてプレイしようと思ってとっておきました。


あー、これは(笑)。
文化祭でモブ生徒を背景として、ペイントピクチャで貼り付けている(笑)。
これは考えた事があったんですが、面倒だなと思って止めたんですよね。
このモブ生徒が空を飛んだり、噴水に落ちて犬神家≡ω≡. するあたり、
芸が細かいのがとても好感持てます。
ベストコンビ選手権の会場のイスに座った観客も、
この辺り言われればなるほどと思うのだけれど、
発想の差でしょうか。目から鱗が落ちました。


内容はギャグなんですが、柊兄妹の絆が上手く表現されていると思います。
オチもよかったというか、ああいうのの発想がまず私にできないので、
やはりマイヤーさんの話作りのテリトリーは、実に広いのだと再認識された一話でした。



第15話【 In Festival (後編) 】


前編とは打って変わって文化祭の楽しさを残しつつ、
シリアスモードに移っていきます。
ああ、不良リーダーが(笑)。
なんか懐かしい顔立ちですが、彼も名無しだったりします。
私だったら彼に名前与えてそうなんですが、
ここで必要とされているのは彼の名前じゃなくて、
シナリオの小道具としての復讐心に燃える男なので、
名無しがベストなんだと思います。


あと、不良リーダーは確実に私のシナリオだと、
殺されてそうなんですが(笑)、まあ、
そういうのは似合わないでしょうし(笑)。


戦闘後、裏で糸を引いている人間は誰かわかります。
不良リーダーは、人形でしかなくて、その操り主がいるわけです。
そして、その人間からの挨拶。
こう、立場の違いや、やっている事が悪辣だって事を省けば、
彼も一途なんじゃないかと思える節が、所々にこれまで垣間見えてますね。
ただ、手段を選ぶか選ばないか、何か大切な一線を越えるか越えないかが、
主人公性と、その相対する側に属する分かれ目なんでしょうか…?


そういえば、麗一と都丸の共通点は、
二人とも誰かの○なんですよね。
あと、1話の事で記憶が薄い方もいるかと思うんですが、
麗一は最初敵で出てきたんですよね。
麗一の立ち回り、たかみーの動向で、
何か動きが在りそうだなーと思いつつ、
次の話を楽しみにさせて頂きます。