鋼の錬金術師 23 (ガンガンコミックス)

鋼の錬金術師 23 (ガンガンコミックス)


評価 9/10



セントラルでの最終決戦も盛り上がってきましたねー。
取りあえず私はエンヴィー大嫌いなんですが(笑)、
最後の瞬間、自分の命運を自分で掴み取ったその気概は敬意を払いたいと思っています。


この辺りはずっと連載を立ち読みしていて、
目が話せなくてはらはらしながら読んでいました。
最終決戦なので、どの段階で誰が死んでもおかしくないからです。
スロウスvsアームストロング少佐&少将の対決なんて、
少佐死んでしまうかと思って見てました(笑)。
しかし、戦車砲が当たっても痛いで片付けるスロウス相手に、
効かせる攻撃を放つ少佐の強さが(笑)。
錬金術なら分かるんですけど、豪腕の連打が効いてるんですよね(笑)。
決定打は、石を槍のようにして打ち出す錬金術ですが、
その攻撃の圧倒っぷりに燃えました(笑)。


ところで、キンブリーがプライドに食べられましたけど、
あれはきっと大総統夫人にプライドが心を動かされたり、弱気になった瞬間に、
キンブリーが乗っ取るっていうフラグですよね。
ほら、本編でリンとグリードが何度もやってますし。
というか、エルリック兄弟が最後に戦うのは、
やはりキンブリーなんじゃないかと思ってます。
彼の思想はエルリック兄弟も認めたかのように見えますけど、


「私は意志を貫き通す人が好きです」


という言葉自体、
それができるのが彼にとっての最低ライン=テーブルに同席して話してもいい、
程度の事何じゃないかと思ってます。
あとにエドと語った、


「──私のような者が生き残れば、それは世界が私を認めたという事」


これが彼の本音なんじゃないでしょうか。


あと、エルリック兄弟が、
「自分たちも元に戻れて、みんなも助かる」という未来を得るためには、
「兄弟が元に戻れず、みんなも助からない」という未来を選択肢に組み込むキンブリーとは、
雌雄を決せざるをえないと思っています。


…………って偉そうに書きましたけど、違ってくるかも知れませんけどね(笑)。