ヘルボーイ

評価:6/10


第二次世界大戦末期、敗色濃厚な戦況の逆転を目論むナチス・ドイツは、
怪僧ラスプーチンの提案により、強大な力をもたらすとされる魔術の儀式を執行した。

だが魔道書『妖蛆の秘密』を用いた儀式は失敗し、
代わりに真っ赤で小さな悪魔の赤ん坊のような生物が現世に召喚された。
その生物はアメリカ軍特殊コマンド部隊に回収され、
地獄から来た子供、すなわち「ヘルボーイ」と名づけられた。(Wikipediaより引用)


ヘルボーイ (映画) - Wikipedia


ヘルボーイの性格も好感が持て、台詞回しがいちいちユーモアに富んでいて楽しいです。
他にも便利すぎるサイコメトリー能力を持つ、動作が可愛い半漁人のエイブ。
その立ち居振る舞いと、殺陣が格好いい敵役のクロエネン。
ナチスドイツや、怪僧ラスプーチン
クトゥルフっぽい要素などを加味しつつ、独特の世界を作り上げています。


いい要素がたっぷり詰まっていて、楽しませてくれるのですが、
中盤、ヘルボーイの嫉妬心を描くシーンがちょっと長くて、
あと、その他の描写も、ひっぱられてだるくて(笑)、眠りそうになってしまいました。
あれをもうちょっと詰めて、後半戦をさらに派手にしたら、
痛快な娯楽作になったと思います。


ただ、面白くないのではなく、主演のロン・パーマンなどは、
メイクを取ってもヘルボーイと呼ばれるほどに似ていて(笑)、ものすごいはまり役だと感じました。
中盤をさらっと流して、序盤と後半を楽しむ感じで見れば、なかなか面白いと思います。


2作目が出ているはずなので、借りられたら視聴したいと思っています。