スーパーマン




子供の頃、スーパーマンのようにみんなを助けて回れたらいいなと思っていました。
でも、まあ、そんな事は無理なわけで、
そういう不可能な夢を諦めることが、大人になるレッスンの一つだったりするものです。
時を経て、大学生の頃に、映画の印象が強かったので、幾つか邦訳されたアメコミも読みましたし、
原作も知人の訳付きで読みました。
そこには、子供の頃に考えていたスーパーマンとは別の彼が立っていました。


彼は苦悩に満ちた人生を送っています。


それでも、諦めずに闘い続ける事が、挫けたとしても、
彼を呼ぶ声があれば、幾千幾万の困難を踏み越えて、神さえ抗えぬ運命を変えてくれる。
そう信じさせてくれる目映さが、彼にはあります。


なんていうか、こう……久々に惚れ直しました(笑)。