シナリオ名 :魔神王の娘 (14・15話)
製作者   :philoさん
HP    :伯陽堂 http://homepage2.nifty.com/zhuang-zhou/



今回は前・後編の連続したお話になっています。


前編


樹海へ遊びに行く事になったクレーメ一行。
白鳥前総代騎士や、色々と変わったメンバーで出発します。


戦闘では、増援が何度かあるのですが、変な編成のモンスターが沢山出てくるので、
戦闘に手こずります。ペスラカーンが非常に嫌な感じでした。
うわぁ、モンスターはもう沢山でござる( ´・ω・`)という気分になったのですが、
実はこれがエピローグでなるほど、と思うようになってます。


エピローグは、続々現れるモンスター群からみんなが逃げ回るのですが、内部処理を考えると、
うわー面倒な事をやってるなぁーと感心しました(笑)。
逃げ切れない所へ、アルバートの助け船が出て人心地つきますが。


樹海へ行った面子の事を、姫長以下姫士組の面々が話しています。
昨今の情勢悪化を危惧するような会話が続きますが、
モンスターの増加という言葉がひっかかります。
樹海へ行って、鬱陶しい増援がぞろぞろ出てきたのはこの伏線だったのかと。


エピローグの短さを考えると、一つの話が分かれたんじゃないかなーという感じを受けたんですけど、
どうなんでしょう(笑)。
前後編なので、短くしたのかな、という事かもしれませんが。





後編

ダンジョン探索部の面々との会話で、
助けて貰った洞窟は鍵穴の形をした入り口をしているという事がわかります。
鍵がセットされると、なんかの封印が解けそうな話ではありますが。


途中で、一人増えて、妙な雰囲気がするという洞窟をそろそろ進んでいくと、ザコの群が。
ここで、次の二回戦目で南へ撤退する脱出コマンドが生きているので、
南へ行ってしまうと仲間が離脱してしまいます(笑)。ClearEventとRestreEventか、
If文でフラグを立てることでなんとかできると思うので、修正お願いします。


それを倒すと、キマイラケルベロスが(笑)。全員で南へ撤退することになります。
倒せないことはないのですが(一回倒しました)、
アイテムが貰えるだけですぐに蘇生してしまうので、
余裕があったら一回倒してそのまま逃げましょう(笑)。


エピローグ

あまりにもあんまりな発言を繰り返す(詳細はシナリオで)紅雲に、
和子が憤ってまっすぐな言葉をぶつけます。
それに折れて、一応の謝罪は見せますけど、まあ、表面的な感じがありありといいますか。


その後、騎士団の隊長に行く手を阻まれますが、
元総代騎士であるゆうぢのご威光でくぐり抜けることができました。
高校生なんかは知らないのか……。まあ、知らないんだろうな(笑)。
茶店で休んでいる際に、「騎士団と姫士組の対立構造」について、ゆうぢが説明してくれます。


次は、意外な所でバルバロッサが(笑)。
一連の騒動の裏側には、やはり彼らが居たようです。杏が動いていたように、
彼らの手駒が島に何人も入り込んでいるようですし。
ただ、バルバロッサの思惑とシェラニスの思惑がイコールじゃないのは、
シェラニスが単独で何か動いている所からわかるかもしれません。


前・後編で樹海へのちょっとしたお遊びツアーがと思わせつつ、
梁山泊に資金を流しているのは騎士団の城島派、そして騎士団内部の派閥争い。そして、騎士団と姫士組の確執、
そこにモンスターの急激な増加というエッセンスと、それが何故かという事が話されており、
これまでの伏線の回収をして、さらに広げる感じになっているので、とても面白かったです。
以前の感想で書いた、紅雲への好感度は例によっていまだ不動です。
取りあえず、立ち位置も分かりましたし、考えもどういうものかは知れました。
ただ、やっぱり感情的に納得がいかないので、まだ嫌いなままです。


それはともかく、島内だけでなく島外からの勢力の圧力などもあるので、どう展開していくのか楽しみです。