評価 9/10


双子座のデフテロス、そして教皇弑逆を謀った逆賊アスプロス。
二人の哀しい兄弟の運命の相克は、ここで終焉を迎えるッ!!


適当な事をいってますが、大体においてそういう内容です。
かつて、サガとカノンの兄弟もそうでしたが、
やっぱり双子座の兄弟は呪われているとしかいいようがありません。
教皇セージは、アスプロスの叛意を知っていました。
知っていながら、彼の善なる心に期待をしていたわけですが、
結局の所それは裏切られてしまいます。


しかし、アスプロスの強い事(笑)。
あのタナトスと渡り合った、教皇セージをマスク片手にした状態で、圧倒するとは。
マニゴルド兄貴か、シジフォスが来ることは覚悟していたといいますが、
その二人だったらもっとやばいことになっていたと思います。
普通にアスプロスが積尸気冥界波で、吹っ飛ばされていたと信じています(笑)。


ただ、これも教皇の策の一環で、アスプロスを倒すことより、
デフテロスを救うことを重視して時間稼ぎをしていたかもしれないので、
単純にアスプロス>セージとは言い難いかもしれません。


でも、デフテロスの幻朧魔皇拳を解こうという考えが無ければ、
アスミタの天武宝輪で片が付いたような気がします(笑)。
実際、サガ・シュラ・カミュの三人がシャカと戦った時にこの方法で、
圧倒されてしまったわけですし。


今回は、デフテロスが意志を貫いてアスプロスの闇を消し去ったわけですが、
次の話が読んでて震えたので、是非とも早く単行本になって欲しいですね。


そういえば、恐らくは次の巻で、アスプロスの心に黒い影を落とした男が誰か判明するのですが、
それはまたその時の話と言う事で。
あと、予め言っておきますけど、空間系の技を使える双子座の聖闘士相手に、
時空の狭間へ飛ばすというのは、笑止千万ッ(笑)。