評価 7/10


どうやって一方通行相手から逃げるんだろう、と考えていたんですが、
一番無難でありながら、美琴にとってダメージの大きい方法で戦闘が終結することになりました。
あれをやられたら、辛いなぁ……。


もう、その後の一人で無茶をする美琴が、見ていてすごい辛い話でしたね。
アイテムのメンバーが可愛いな(*´д`*)ハァハァって思っている間もないくらいに。
しかし、フレンダが思っていた以上に良い子で、ほろりと来ました。
あんなことになるとはなあ……。誰かフレンダを助けてくれるシナリオ書いてくれたら、アイコン描きますぜ(笑)。
それはともかく、かなり疲労しているとはいっても、
第3位の美琴が、第4位の麦野に圧倒されているって言うのは(笑)。
たしか、麦野の力っていうのは、

「生存本能がセーブを掛けている為出力が抑えられているが、
それがなければ第3位を瞬殺できる(けど自分も死ぬ)」

という風に地の文で説明されてたような気がするんですが。


「(能力者の強さランクは)能力研究の応用が産み出す利益が基準……」
とか圧倒している時に話してたので、
その辺りは色々変わったんですかね。てっきり、最大出力を出すと麦野>美琴で、
基本的には美琴>麦野だと思ってたんですが(笑)。


しかし、この5巻を読むと、TVアニメのテレスティーナの話が無い事が、
悔やまれてなりませんね。
あの話がどれほど完成度が高かったか、というか、美琴を主人公に据える上で、
非常に役に立つ舞台装置だったか、改めて分かります。
美琴、黒子や、婚后さんたち、高位超能力者だけじゃなくて、
木山先生や、初春、佐天さん、このり先輩に、黄泉川先生達、
色々な人の力を借りて目的を達成するのが素晴らしかったので、
原作でもそういうシーンが欲しいと思ったわけです。


ラストに上条さんが出てきましたけど、
小説では上条さんが一通さんを倒してしまったので、
美琴を主人公に据えているこのシリーズでは、どうするのか気になりますね。