進撃の巨人(1) (少年マガジンKC)

進撃の巨人(1) (少年マガジンKC)


進撃の巨人(2) (講談社コミックス)

進撃の巨人(2) (講談社コミックス)



評価 8/10

巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は
巨大な壁を築き、壁外への自由と引き替えに侵略を防いでいた。
だが名ばかりの平和は壁を越える大巨人の出現により崩れ、
絶望の戦いが始まってしまう。


書店に置いてあった15Pくらいの試し読みの冊子を読んだときから、
ずっと気になってはいましたが、ようやく購入しました。
もっと陰惨な展開かと思って、ドキドキしながら読んでいましたが、
それほど鬱々しくはないので、いい意味で予想を裏切られました。
いや、悲惨な事が沢山起こるのですが、
それに立ち向かう主人公達が前向きなので、
読んでいて気分が悪くなるようなことがありません。
てっきり、絶望の話をまるまる1巻全部でやるのかと思って、
ちょっと身構えてしまっていました(笑)。


展開も熱いですし、非常に色々と考える余地が与えられていて、
話的にも面白いので、巨人に人が食べられたりするシーンが平気なら、
読んでみてもいいんじゃないかと思います。
主人公エレンと兄妹同様に育った、ミカサという女の子を含めて、
TOP10に入る同期の実力者がいるのですが、
彼らがまだ一人も死んでいない(エレンは死んだと思われましたが)ので、
その辺りがクライマックスかなーと思ってます。


掲載されている別冊マガジンというのが、なかなかお目にかかれない雑誌なので、
本誌を読むことができないのですが、2巻で巨人化したエレンがうなじの辺りから出てきました。
あの場所って、巨人の弱点だとされている部分ですよね。
となると、巨人ってエレン同様、中に人が入ってて、身体の他の部分を潰されても平気で再生するけれども、
うなじの辺りを切られると死ぬって言うのは、やっぱり巨人エレンと同様のモノってことですかね。
その辺りはもう、本誌でヒントとかでたのかなーと思ったのですが、
2巻に収録されていた3巻の予告を見ると、エレンが軍法会議にかけられてるかなにかしてそうですね(笑)。


取りあえず、あんな売れなさそうな表紙にした心意気に敬意を表します(笑)。