星屑番外地 3 (サンデーGXコミックス)

星屑番外地 3 (サンデーGXコミックス)


評価 8/10


打ち切りにしたサンデーGX編集部の評価
        ↓
評価 1/10



読み終わってまず最初に思った事。


あー、もう、勿体ないッ!!!


その一言に尽きました。

十年前────この地に外宇宙からの「船」が墜落した。
旧怖巻市を消滅させ出現した直径30kmのクレーター────
その自然環境はしかし、一週間で回復。その後もすごい勢いで緑が拡がっていった。


落下したのは惑星改造用のプラントだった。
地球の自然環境が上書きされる────。静観を決め込んでいた異星人の連盟は、やむなく日本政府とコンタクト。
プラントの影響を最小限にとどめるため、クレーター内を特別区域とし、
日本政府のみと制限つき外交をスタートした。


外宇宙からやってくる異星人のため、実験的に街が気づかれたのが八年前────。
しかし、税金の安さ、現代社会の閉塞感からの脱出────新たな市場……さまざまなものを求め、
地球人も多数、この街にやってきた。
結果、地球人と異星人それぞれが治外法権に守られた、宇宙の中でも希有な街が誕生した。


誰が呼んだか、星屑番外地。


1巻本文より抜粋


読んだだけで楽しくなる設定じゃないですか。
こう、最近の話だと、映画の第9地区を思わせるような雰囲気ですが、
大概の宇宙人はコミカルで、地球人はタフでギャグ的に強くて、
陰鬱な雰囲気はまったくありません。
このごった煮の街で、宇宙人・地球人双方のトラブルバスターとして活躍する、
主人公であり、龍神の巫女である紗乙女烈香が事件を解決していく話なわけです。


……続ければ、イダ先生の美女と野獣のような息の長いシリーズになったと思いますよ。
主人公の烈香姐さんがまずかったんでしょうか。あんまり、流行の萌えキャラじゃないんで。
黒髪ストレート、巨乳でスタイルはいいんですが、男らしすぎるんで(笑)。
でも、好きな人の前では可愛くなってるし、処女だし可愛いじゃない!!
処女は……私はどうでもいいファクターだけど。なんでだ、なんで可愛さが理解できないんだッ!
……やっぱり、はきゅーんとか喋る萌えキャラを一匹くらい入れておくべきなんでしょうかね。


打ち切りになってしまいましたが、この作品世界が閉じられるようなエンドではありませんでした。
3巻の作者コメントではイダ先生も、いつか続きをやりたいというお考えのご様子なので、
是非ともその日をお待ちしたいと思っています。
あーちくしょうめ。読み終わって、こんなに作品外の事でむしゃくしゃするのは久しぶりだ。



美女と野獣の主人公、一茜の血族っぽい女の子も出てきてたのに。
ギギギ……どちくしょう。