シナリオ名 :魔神王の娘 (23話)
製作者   :philoさん
HP    :伯陽堂 http://homepage2.nifty.com/zhuang-zhou/



弓削輝代の帰還は手放しで喜べる事態なのですが、
その時に福部がモアドリームに所属している事が判明したわけで、
教室の中が一部ピリピリしています(笑)。


険悪なクレーメと福部の間に、緊張感が走りますが、
その後、福部が去った後に、クレーメから意外な言葉が。
決着をつけたいと。勝敗はともかくとして、その先に何かがという辺り、
ああ、確かに最初の頃と比べて、俄然成長してきているなぁと感じました。


今回、決着がつくのだろうかと思っていると、
前回のラストで不平を漏らしていた姫士三人──
来然曜奈、仙道院織姫、眞翔遙──が、
姫長室で姫長初め隊長達に食ってかかっている様子。
各々に不満をぶちまける三人。
不満があるから、試合をした上での勝敗によって、
意見を押し通したいようで。まあ、負けるつもりがないのでしょうが(笑)。
そこに弓削が登場して、不満組を後押しして、試合の勝敗を以て、
問題の決着にする方へ賛成します。
松尾象山が、「一番シンプルなのは、こいつ(拳)で決着つけるこった。
これほど勝ち負けがハッキリするこたぁねえ」と言っているように、
わがままを押し通すには絶好の方法でしょうし、
溜まった不満を解消させるのにも、よいやり方ではないでしょうか。
あと、弓削には何か腹案がありそうな雰囲気が。
この戦いにクレーメも参戦して、戦闘開始。


戦闘は、気力が高くない状態から始まるので、
気力が使えるキャラは使っておいた方がいいかもしれません。
射程1のハル辺りは、遠距離からチクチクやってもいいでしょう(笑)。


戦闘の後、戦闘アニメを駆使した人形劇があるんですが、
ちょぼちょぼやってる私からしたら、本当にもう、
うわぁ、面倒くさい事をたっぷりやってるなぁとしか(笑)。
因縁がある者同士で決着をつけていき、最後に残ったのはクレーメと弓削。
この二人の対決は、クレーメが制し、雨降って地固まるの言葉の通り、
今回の反乱劇は、姫士組の結束を強くし、不満を解消するというよい方向に進みました。
個人的には、教室での言動といい、この戦いでのクレーメの言葉といい、
これまでに蓄積されたものが生きてきているなぁと感じました。


この後、モア・ドリームの暗黒将軍がやってきて、姫士組に生徒会戦争を挑みます。
てっきり宣戦布告それ自体も、次回になるかと思ってました(笑)。


これを踏まえて、モア・ドリーム内で会議が行われ、
登場していなかった残りのメンバーがやってきて、ある程度の方針が決まります。
まあ、こちらはいいのです。こちらは。


ただ、エピローグのラストで、群雲応麻が登場。
それから、アンダーカヴァーズやら、高原惟雄達が共謀し、
姫士組とモア・ドリームの生徒会戦争に、介入するようです。
モア・ドリームは罠を張っておらず、姫士組もそのつもりはないけれど、
こうして第三者がやってくるとなると、どうなるか分からなくなって来ましたね。


姫士組も、モア・ドリームも、単体の組織だけでは痛い眼を見るかもしれません。
ただ、今回のお話のように、戦いの中で何か絆が芽生えるようなことがあれば……?
どうなるか分からなくなりますね(笑)。