シナリオ名 :戦場へ、再び
製作者   :philoさん
HP    :伯陽堂 http://homepage2.nifty.com/zhuang-zhou/

宜虎藤乃と山田葉子。
宜虎藤乃は、ご意見番として姫士組に残り、一歩退いた所から姫士組をサポート。
元強襲遊撃分隊隊長であり、審判委員会で様々な分野のジャッジを務める山田葉子。
二人は充実した忙しい毎日の中、なにか満たされないモノを感じていた……。


短編と言っても、作るの早いなーと思いつつプレイ。
まさか葉子が出るとは思わず(笑)。
虎さんも葉子も、平和な日々で、現状にそれなりの満足を得つつも、
物足りない、落ち着かない日々に、苛立ちを感じていたようで。
お互いに不機嫌な顔を見合わせつつ、牛股やアンネ、仲の良い友人達と胸襟を開いて話すことで、
自分達が抱いている、本当の望みを知る下りが、綺麗にはまっていました。


そして、彼女達と過去を共有し、どうやら同じような思いに囚われていた二人。
草薙真と西東清高。元祇園会のメンバーで、虎さんやヨーコと刃を交えた敵同士。
ただ、過去を共有しているせいか、妙に清々しいような気がしました。


共有する過去を持つ四人が集い、戦う事に。
まあ、気力を上げるためにザコのみなさんがいるんですが(笑)。
戦闘は、西東の一撃がけっこうきついので、当たるとやられます。
ただ、こちらは二人とも強いので、SP使えばなんとかなります。


でもまあ、この戦闘も添え物で。
祇園会の残党に担ぎ上げられ、陰謀に荷担した形になった草薙も西東も、
それを阻止する名目で立ち塞がった虎さんも葉子も、
まあ、そんなことはけっこうどうでもよくて(笑)。
失っていた熱を取り戻せた事が、嬉しかったのではないでしょうか。
敢えてどうなったか描写せず、そこで止めたのが私的にすごい好みでした。