シナリオ名 :「姫士組十代目 〜加茂川瀬里奈列伝〜」(6話まで)
製作者   :philoさん
HP: 伯陽堂 http://homepage2.nifty.com/zhuang-zhou/



加茂川瀬里奈が去った後の姫士組で、
トシさんが姫長として十一代目を継承するまでの話です。
6話単品で見ても、まとまりの良いお話でありますし、
4、5話辺りからの流れを考えると、この帰結は綺麗に終わったと思えるものでした。
だからこそ、最初の方の展開を、この終わりに繋げるべく、
前回の感想で指摘した部分を軌道修正出来ていればと感じました。
敢えて、もう一度だけ言わせて頂けば、
瀬里奈の露悪を抑え、トシさんとの師弟関係をもっとクローズアップする、
その辺りがあるだけで、けっこう違うと思います。
取りあえず、そこへの言及はこれくらいにしておきます。


あと、完結して改めて感じたのは、赤威水星については、
具体的にどう凄かったのか未知数の部分があるので、
それを最初に見せておくことで、その彼女に一目おかれる、
拮抗する瀬里奈はすごい人物だという印象づけもできたと思います。
一人単体で突出して能力が高いというのを見せるよりも、
凄いライバルやら、強い数人が存在する中で、トップであったり、
互角だった方が分かりやすく強い、凄い事がプレイヤーも実感できたのではないでしょうか。
アニメや漫画がどれだけ進歩したとしても、何か競い合うお話で、
ライバルであるとか自分より強い敵、競争相手が存在しないことはありえないわけですし。
さらにいえば、赤威はあんまり誰も触れてないキャラクターなので、
最初にこうだ!とやってしまえば、後々にも影響あると思います。


その後の瀬里奈について、魔神王の娘で明らかになるというお話もあるので、
彼女がどうなったのか、どう関わってくるのか、
トシさんからバトンを渡された伊佐美千佳は、如何にして対処するのか。
その時が来たら、じっくり拝見させて頂きたいと思います。


一話完結は何作か終わらせていますが、
6話の物語を完結させられたのは初めてではないかと思うので、
これでシナリオ完結の禊ぎは済んだと思います。
この手応えを大事に、次へ進んでみて下さい。
シナリオ完結、お疲れ様でした。