シナリオ名 :「姫一文字の守り神」(2話まで)
製作者   :philoさん
HP: 伯陽堂 http://homepage2.nifty.com/zhuang-zhou/



姫士組創始者という設定になっている、兵柳泉悠良 (ひょうりゅうせん ゆら)を、
時間と空間と世界を駆ける姫士組の守護者となった、姫塚士(ひめづか つかさ)が
温かく見守るストーリーとなっています。


騎士団に所属していたものの、そこを離脱して姫士組を立てた経緯を持つ兵柳泉の、
過去のエピソードをけっこう丹念になぞっていっています。
騎士団でも一本筋の通った、武人的な英雄として尊敬されている兵柳泉ですが、
彼女を好ましく思わない勢力も存在するわけで、
正面に立ちはだかるのは道後島でしょうし、枢機騎士の青田も一筋縄ではいかないタイプでしょう。
青田のようなタイプはけっこう好きなんですけど、
こういう手段を選ばないで私腹を肥やすけれど、きっちり仕事をするタイプは、
後々の腐敗の目を育ててしまうわけで……。
私は常々、政治家は、政治というのは人間(じんかん)を超えた業であると思っています。
一人二人ではなく、数万、現代では数百、数千万の人の命を預かる職業であるわけです。
まともな感覚では務まらない、過酷な仕事だと言えるでしょう。
きちんと結果を出してくれる、職務に精励して国家の為に尽力するなら、
私は政治家は豪邸に住んでも、愛人を何人も抱えていても問題無いと思っています。
ただ、現実的には、豪邸に住んで、愛人を何人も抱えていて、私腹を肥やして、
なおかつ政治を行わない政治家だらけなのが、困りますが(笑)。


話は逸れましたが、兵柳泉が失脚し、R女学園へ移ってからが、
恐らくは物語の始まりなのでしょう。
いまは、どちらかというと、周囲の事情がよく動いている段階で、
彼女は察してはいるものの、舞台が整うのを待つ主演俳優のような感じですし。
それでは、次回更新を楽しみにさせて頂きます。