8/10


犬溶接マンに惹かれて購入。
どんな活躍を見せるんだろうと思いつつ、読み進めてみるとでてこねぇー(笑)!
一応、名前は出てくるし、溶接された犬も出てくるんですけどご本人がッ!!!
ご本人が本編では一言も喋らないし、そのお姿もシルエットだけです。


HITMAN事態が、HITMANことトミー・モナハンのストーリーで、
彼の友人と言う事でセクション8の連中が出てくるわけです。
犬溶接マンは、そのヒーローチーム?セクション8の一員なんですよね。
だから、今回は、モナハンのいつものクソったれな仕事と、
彼が超能力を得た経緯、日々どんな暮らしをしているかに焦点が当てられており、
実はセクション8が出てくるのは、少年ジャンプのような分厚いこの本で、
一話しかありません。



だが、面白い。


モナハンが、ハードボイルドしていて、ストーリー自体も渋くて読み応えがあります。
ただまぁ……セクション8が出てくる話は、ひっどい(褒め言葉)です。
彼らの攻撃で、DCユニバースでも知名度のあるロボというヴィランが、
教育的な配慮から口にはできない様々な攻撃を喰らいます。
ロボって以前から知ってるんですけど、不死身のジャイアンみたいな男で、
笑える所もあるんですが、友達になりたいとは思えないタイプの人でした。
この話を読んだ後、そんなロボに対して、
心から気の毒に思う日がくるとは、想像だにしませんでした(笑)。


この世界はDCって出版社の世界で、スーパーマンバットマンが同じ世界、
特に舞台となるゴッサムシティには、バットマンがいて物語にも顔を出してきます。
その辺りの事や、世界設定やアメコミについての説明は、巻末にたっぷりと丁寧にされているので、
初見の方でもゆっくりまったり楽しめると思います。


2巻発売も決定しているようなので、今から楽しみです。
実の所、イロモノを楽しめればいいやと、
そんな感じで買ったのに面白くて特をした気分になりました。