7/10



白鳥の正体で一喜一憂したり、みんなで楽しく遊園地に行くようなイベントがあって、
ああ、このシリーズは穏やかな感じで終わるんだなぁって……。



そういう風に思っていた時期が私にもありました。


いや、今回はそこまではいかないのです。
ただ、闇とそのYOMI達の攻勢が目に見えて激しくなっていきます。
武人が成長するには、糧となる武人の命を持ってすべしと、
新白連合のみんなが、YOMI連中に一斉に襲われることに。
盲目の拳士ルグと、武田先輩。美羽とリミの因縁の対決はあるていど決着をみそうです。
他のみんなは、実はジークが一歩及ばなかった所だけ連載で読んでしまいましたが、
ハーミットそんなに強くなっていたのかという印象です。
正直、ここの所のジークの成長がかなりのものだったことと、
師匠達から「彼は自力で達人になれる」って言われていたことと相まって、
恐らくは味方で最強なんじゃないかと思っていました。
いや、味方で最強であることは確かなんでしょうが、
ハーミットが更にそれを上回ったというか。


あとは、ちょっとしか戦いませんでしたが、バーサーカーが相変わらず強いです。
以前の暴風のような気配より、より格闘ではなく喧嘩に特化したようで、
勘に頼って行った行動が効率的に動くという天然天才格闘家っぷりに、
ケンイチのジェラシーが吹き出てるところが笑えました。


今回、点数がやや低めですが、普通に面白いです。
次巻へのタメで、ちょっと低くしました。