8/10



今回、色々状況が動いて、黒の側が明らかに敗退したというか、
大聖杯持ってラピュタに乗って移動してる赤の側の方が優位に立っているので、
状況としてはかなり面白くなってきました。
てっきり、4巻で終わりなのかと思っていたのですが、
次では終わりそうもないので、5・6巻行くんじゃないでしょうか。
まだまだ、英霊達も描ききったとはいえませんし。


モード、バルムンクを見たのにジークフリートに気づかない、
アホの子疑惑が立ちましたが、なんかいい感じですね。
剣を投げつけたり、ケリ技を混ぜたり、正統派ではない実戦的な剣技を誇りながら、
知識面ではなんか抜けているところが、萌えます(笑)。
獅子劫さんの聖杯を求める理由って、養子の子の蘇生も含まれているような気がします。
遺体の保存なんか、お手の物でしょう。なにせ、ネクロマンサーですから。
もし、その可能性があるのなら、彼は命をなげ捨てるかも知れないでしょうし。
私は、獅子劫さんは養子と、かなり長い間生活していたのではないでしょうか。
一週間・数ヶ月ではなく、一年・二年と。
魔術刻印に適正があったとしても、身体を成らさないといけないでしょう。
受け入れた刻印の制御のために、魔術を身につけたり修練も必要でしょうから。
その過程で、養子と獅子劫さんの間に、親子の親愛的なものが芽生えても不思議ではありません。
文章では獅子劫さんの父親が、次の養子を連れて来ようとしたが止めたと、
簡単に書いてありますが、魔術師がその血族と刻印の継承を、
容易く諦めるはずはありません。
殺し合いに近い説得と、一族からの放逐に近い事が行われたのではないでしょうか。
もしそうなら、モードのアルトリアへの感情を、
違う方向性へ気づかせてくれるのは、獅子劫さんなのかもしれません。

「死んだ養子のことを、覚えているのか?」
「────忘れてはならないものが、世の中にはある」


この沈黙から発せられた獅子劫さんの言葉には、
重い意味があり、感情があり、矜持があるわけです。
それが、その瞬間が訪れたとき、モードの心を救う事があるのではないでしょうか。


アヴィケブロン先生のゴーレム素体最有力候補だったゴルドさん。
一流の腕前を持つ魔術師、家柄にも誇りがあるという、
型月世界では死亡フラグを満載した素敵なお方。
私も彼は死ぬと思ってました。誰だってそう思う。
だが──ここに奇跡が起こった。
なんと、ツンデレ萌えキャラ親父にクラスチェンジしました(笑)。
何度も言いますが型月作品では、カマセ犬として
明らかに死んでいるであろうタイプの人なのです。
どうするんだこのおっさんと眺めていましたが、
こうくるとは喃、こうくるとは喃!!
ゴルドさんがホムンクルス達と共闘して、
魔術師の意地を見せてくれる燃え展開がくるのを楽しみにしています。


一部ステータスが明らかになって、チートさが浮き彫りになったケイローン先生。
強すぎるだろう、この人(笑)。
ジークフリートを引いて、黒の陣営が喜び勇んだシーンがありましたが、
ケイローン先生の方が貴重で役立つよ、この人。
あまりにもいい先生で、いい人過ぎるので、
酷い死に方しそうなフラグが立っていますが、
大丈夫虚淵じゃないよ世界なので、是非ともカウレスを導いて、
綺麗な死に方をさせてあげて欲しい所です。


明らかにジークに対して死亡フラグが立ちまくっているのですが、
型月主人公は明確な身体異常とか、心の臓が悪いゲホゲホは絶倫メガネの頃からあるので、
とても由緒正しい型月主人公といえるでしょう。
このままだと普通に死にそうなのですが、
何か起こってそれなりに生きる事ができるんじゃないかと思っています。
ラストでなんか起こってますが(笑)。


アストルフォちゃんはとてもいいヒロインで、主人公のサーヴァントであり、
親友ポジション、そして相棒と好きなキャラなんですが、
いくら何でもちょっと属性盛りすぎな気がします。
もうちょい、ジャンヌさんに分けてあげてください(笑)。