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こんなに早く10点つける日が来るとは、魔界転生恐るべし。
十兵衛が魔界衆と戦い始めた辺りに、つける日がくると思ってたのですが。
流石魔界転生。面白すぎる。
原作でもこの三達人や、後からくる柳生十人衆たちと、
魔界衆の絶対に勝てない戦いは、大好きなシーンでしたが、
絵になるとその迫力に息を呑みました。
まさしく息詰まる緊迫感、そこにある絶望と、
立ち向かう克己、勇気にまさしく人間、人間を見る気がして、
10点つけざるをえなかったわけです。


魔界衆が己が欲望に負けて、魔界に堕ちたのと対象的に、
仁愛や、親子、肉親の情、忠義など様々なものがあるだろうけど、
そこで人として踏みとどまり、戦い抜く。
そして、それを受け継ぐ十兵衛の漢気が相まって、
本当にこの辺りの展開は面白い。
持ってない方、あなたは運が良い。
一気に4巻まで読めるのだから。
原作を読んで無い方、あなたもまた運が良い。
息詰まる展開を、知識なしに読めるのだから。


これほどのシリアス展開なのに、柳生宗矩ツインテールで、
宝蔵院胤瞬坊がおさげな辺り、せがわ先生の魔界転生一連の漫画、
映画などの先達に対してのアグレッシヴな挑戦を感じて、
このリドリー、昼のそば茶を吹かざるを得ませんでした。
いいぞ、もっとやれ。そば茶返せ、コノヤロー、最高だ(笑)!!