:「ジュニアディフェンサー奮闘記 (1話まで)」

製作者   :philoさん
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話には聞いていた新しい生徒会、ジュニア・ディフェンサーのシナリオなので、
どういう役割の生徒会なのか、まったく事前情報なしでプレイしてみます。
猟惨泊の乱で、手が回らない騎士団に業を煮やした人達が作った生徒会のようで、
中学生までしか在籍が許されていないので、大丈夫なのかと不安に思いました。
ただ、それは杞憂に終わり、顧問の先生やOB、
指導員などバックアップが充実しているので現役が暴走しすぎなければ、
けっこうきちんと機能する生徒会なのではないかと感じます。


大翔の騎士団への感情的なしこりは、非常に理解できます。
ただ、騎士団側から見れば、実際に手が足りないし、動けなかったのだろうとは思いますが。
外から見た大きさで、その大きさそのままの行動力を期待すると、
組織というものには裏切られてしまうのですが、そこを中学生に見定めろと言うのは無理なので、
この感情的なわだかまりは、なかなか解消されそうもないですね。


信吾は騎士団の人間としてかなりまっとうな人なので、
彼の見ている騎士団の面というのは、大翔に非難されるような、
そういった謂われのない誠実でよくできたものなのであると思います。
猟惨泊の時、彼は騎士団の一人として、幾つか口走ったように、
苦労をしている事が伺えます。
そして、全ての人が同じ思いを共有していると思っているのではないでしょうか。
だから、自分を含めて努力し、誠実にやっている騎士団に対して、
手厳しい言葉を投げかける大翔にわだかまりがあるのでしょうし。
ただ、彼は大翔の受けた屈辱や痛みを知らない。
大翔は、信吾の流した汗と、誠実に戦ったであろう騎士団の人達を見ていない。
この辺りの認識の差を埋めることができると、
ある程度の和解ができるのではないかと思うのですが、それはまだ難しいのでしょうね。


ザコなのに、アンバーヤクザがカッコ良かったです。
暗躍するマグネシア達が、表に出てくるのは先になりそうですが、
出てくるのが楽しみです(笑)。


あと、一点だけ。
大翔にデバッグ砲がついたままだったので、
対応をお願いします。