ダークアベンジャーズ:アセンブル (MARVEL)

ダークアベンジャーズ:アセンブル (MARVEL)

  • 作者: ブライアン・マイケル・ベンデイス,マイク・デオダート,御代しおり
  • 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
  • 発売日: 2014/06/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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9/10



かなり細かい部分まで知っていたので、そんなに感動はないかなーと思っていました。
実際に邦訳を読むまでは。
シークレット・インベージョンによって、
姿を自在に変える宇宙人スクラルの侵略を許したことで、
国防長官とS.H.I.E.L.D.長官を兼任していたスターク社長は解任。
その際の傷が元で、病床に伏してしまっています。
一方、かつてはグリーン・ゴブリンとしてスパイダーマンに敵対したヴィラン
ノーマン・オズボーンがシークレット・インベージョンの際の功績により、
オバマ大統領から新組織HUMMERの設立を許され、超人登録法の管理下のアメリカ、
その治安を担うアベンジャーズ指揮官として任命されました。


どんな悲惨な統治、ヒャッハーモヒカン世界が来るのかと思いきや、
思いの外真面目にヒーロー業に精を出しているオズボーンが、なかなか笑えます。
もっと、色々彼の思うがままに進むのかと思いきや、
色々と足を引っ張られて、TVでインタビュー番組で潔白を訴えたり、
なんか、途中からオズボーンさんと呼びたくなってきます(笑)。
オズボーンさんは、彼のアベンジャーズを作り上げる為に、
ウルヴァリンホークアイ・Mrsマーベル・スパイダーマンは、
それぞれがダケン、ブルズアイ、ムーンストーン(いずれもヴィラン)、ベノムが入れ替わり、
軍神アレス、セントリー、ノヴァ、そして彼自身がアイアンマンアーマーを身につけ、
アイアンパトリオットとしてチームを率います。
初回から私がこよなく愛するDr.ドゥーム閣下、
過去世界から自身の不死身の分身を投影して、
無限の魔物の軍勢を操るモーガン・ルフェイなどなど、
強力な敵が現れ、戦闘も非常に楽しませてくれます。


ただ、このアセンブルが終わる頃には既に、チームにヒビが入ってしまっているので、
長続きしないであろう事が分かっているのがもったい無いですね。
けっこう、オズボーンさんが名声を欲し、現在の地位を守るために、
ヴィラン達を駆使して自分に従わないヴィランを叩き潰す展開好きなので。
これ、最後オズボーンさんが、急性胃潰瘍で入院して終わりなんじゃないでしょうか。
そうだったら、オズボーンさんのフィギュア買います(笑)。
最近の邦訳では、セカンド・カミングに継ぐ面白さだったので、
是非とも続刊を読みたいです。